米国によるマドゥーロ大統領拘束、チリ国内で賛否分かれる

米国によるマドゥーロ大統領拘束、チリ国内で賛否分かれる

1月3日に米国がベネズエラでニコラス・マドゥーロ大統領を拘束し、米国へ移送したことは、チリ国内にさまざまな反響を呼んだ。ガブリエル・ボリッチ大統領は3日、SNSで米国の軍事行動を非難し、「ベネズエラの危機は暴力や外国の干渉によってではなく、対話と多国間主義の支えにより解決されるべきだ」と表明した。

引用元 JETRO:ビジネス短信

セカくん
えっ、マドゥーロ大統領をアメリカが拘束して連行!?これってチリでもめちゃくちゃ衝撃だったんじゃないっすか?

コネ姉さん
ええ、まさにチリ国内の左右対立が一気に表面化した出来事ですわ。現職のボリッチ大統領は「軍事介入は国際法違反」と明言し、多国間主義の尊重を強調しましたの。

ボス
ふむ…でもマドゥーロって独裁者だろ?捕まったっていい気もするが、なんでチリ政府はそんなに怒ってるんだ?

コネ姉さん
それは「やり方」の問題ですのよ。たとえ独裁体制であっても、他国の主権を軍事力で侵害すれば、将来同じことが他国でも起こりうるという不安があるんですわ。

セカくん
それって…銅とかリチウムとか、戦略資源を持つ中南米諸国への警告も含んでるってことっすよね?

コネ姉さん
まさにそう。バジェホ官房長官が言うように、「次はパナマ運河かもしれない」という発言には、資源支配への警戒心がにじんでいますの。

ボス
でも、チリの次期大統領カスト氏はトランプを支持してるんだろ?国内の意見が割れてるのか?

コネ姉さん
その通り。カスト氏は「民主主義の回復」や「移民の帰還」を理由に、今回の措置を歓迎。一方でボリッチ政権は国際法と平和的解決を求めていて、左右の立場の違いが鮮明ですわ。

セカくん
チリ国内にも80万人以上のベネズエラ系移民がいるって…これは社会にも影響大っすよね。今回の件で何が変わるっすか?

コネ姉さん
移民政策に強硬姿勢を取るカスト新政権にとっては追い風になるかもしれませんわ。特に「不法移民送還」の正当性を主張しやすくなった状況ですの。

ボス
となると、移民を巡る社会の分断もさらに進みそうだな…。なんとも難しい問題だ。

セカくん
でも、現地のベネズエラ人が街で解放を祝ったってのは、やっぱり今の体制に苦しんでた人が多いってことっすよね?

コネ姉さん
ええ、チャベス主義体制からの解放を歓迎する声は確かにありますの。ただし、これが米国主導で起きたという点で、中南米諸国に複雑な感情も残るのですわ。

ボス
ふむ…正義と主権、民主主義と介入。どっちも分かるが、簡単には答えが出ない問題だな。

セカくん
これって今後の中南米の外交姿勢にも影響出るっすか?特に対アメリカの関係とか。

コネ姉さん
間違いなく影響しますわ。チリを含む左派政権の多くは今後、米国の関与により慎重になる可能性が高く、多国間連携や地域主導の枠組みを重視する傾向が強まるでしょうね。

セカくん
なるほど…ビジネスだけじゃなく、外交リスクも見ておかないと、中南米との関わり方は難しいっすね。

コネ姉さん
その通り。政治と経済、安全保障が複雑に絡み合う中で、国際法・倫理・ビジネスのバランスをどう取るかが問われる時代ですわ。

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