モザンビーク政府は11月19日付官報で、エリア1天然ガス開発プロジェクト再開に向けた対応策を公表した。一連の対応策は、モザンビークのダニエル・チャポ大統領以下、首相、閣僚らによって構成される閣僚評議会の11月18日付決議事項で、全7カ条で構成されている。


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コネ姉さん:
モザンビークのエリア1天然ガスプロジェクトが、約4年半の中断を経ていよいよ再始動ね。不可抗力の解除が11月7日に正式決定されたのが大きな転機ですわ。
セカくん:
4年半って長かったっすね…。でも、なんでそんなに止まってたんすか?不可抗力って戦争とか災害のことっすか?
コネ姉さん:
いい質問ね。実際、2021年以降はイスラム過激派の治安問題が深刻で、開発が止まってたの。不可抗力とは「予見できない外的要因」って意味ですわよ。
ボス:
ふむ…じゃあ、再開できるほどには治安が安定してきたということか。だが、コストもずいぶん膨らんだようだな。
コネ姉さん:
ええ、トタルエナジーズによると、追加費用は45億ドル。総額では200億ドル超の巨大プロジェクトですわ。
セカくん:
それだけコストかけても再開するってことは、やっぱりこのガス田、相当価値があるんすよね?
コネ姉さん:
まさにその通り。エリア1はLNG(液化天然ガス)の大規模輸出拠点として注目されていて、エネルギー安全保障の観点でも重要なのよ。
ボス:
政府側の対応はどうなんだ?リスクを減らすような措置は取られてるのか?
コネ姉さん:
今回の7カ条の決議では、監査実施やコンセッション期間の保証、再開手続きの明確化など、透明性と安定性を重視した内容が盛り込まれているの。
セカくん:
30年の契約期間も保証されてるって安心っすね。しかも中断期間はその中に含まれないってのもポイントっす!
コネ姉さん:
その点も投資家にとっては安心材料よ。今後30年間、安定的に開発・生産が行われる前提でプロジェクトが進むのは大きいわね。
ボス:
ただ、監査の実施期限が明示されていないのは少し不安だな。手続きが遅れる可能性はないのか?
コネ姉さん:
それは確かに課題ね。ただし、第5条で「監査報告の完了は再開条件ではない」として、手続きと実行を分けて進められるよう配慮されてるのよ。
セカくん:
再開に向けたスケジュール提出も30日以内って決まってるし、ちゃんとタイムラインが管理されてる感じがするっす!
コネ姉さん:
ええ、次の焦点はこの再開スケジュールの中身と、実際の工事開始タイミングね。国際的な注目も集まっているプロジェクトですわ。
ボス:
なるほど…モザンビークにとっては経済の柱になるかもしれんというわけだな。
コネ姉さん:
その通りですわ、ボス。エネルギー輸出国としての地位確立と、雇用・収益の拡大に繋がる国家戦略的プロジェクトと言えるわね。