中国、G20でグリーン鉱物資源の国際協力に関するイニシアチブを発表

中国、G20でグリーン鉱物資源の国際協力に関するイニシアチブを発表

中国商務部によると、李強首相は11月22~23日に南アフリカ共和国・ヨハネスブルクで開催された第20回G20サミットに出席し、「グリーン鉱物資源の国際経済貿易協力イニシアチブ」を発表した。

引用元 JETRO:ビジネス短信

コネ姉さん:
中国がG20サミットで発表した「グリーン鉱物資源の国際経済貿易協力イニシアチブ」は、鉱物資源の開発から回収までをグリーン化し、サプライチェーン全体を持続可能にすることを目指しているのよ。

セカくん:
おお~!グリーン鉱物って、電気自動車とか再エネに使うリチウムやコバルトのことっすよね?そういう資源の国際協力を中国が主導って、なかなか熱いっす!

ボス:
ふむ…だが、中国がこうしたルール作りを主導するのは、戦略的な意図もありそうだな。サプライチェーンの主導権を取るつもりか?

コネ姉さん:
その視点も重要ね。中国はすでに加工・輸出で大きなシェアを握ってるから、ルール形成に関わることで影響力を高めたい意図が見えるわ。

セカくん:
しかも、WTOルールを順守するとか、多国間協力とか言ってるのって、欧米からの批判をかわす狙いもあるっすよね?

コネ姉さん:
まさにそう。透明性や社会的責任を前面に出すことで、G7の「重要鉱物行動計画」に対抗するかたちをとっているのよ。

ボス:
アフリカや中央アジアとも連携を深めているようだが、それも鉱物資源目当てか?

コネ姉さん:
ええ、アフリカや中央アジアは資源が豊富。そこに中国が技術協力やインフラ投資を通じて、長期的な関係を築こうとしているのね。

セカくん:
G7は「責任ある採掘」とかを重視してるけど、中国のやり方とは違う方向っすか?

コネ姉さん:
両者ともグリーンや責任ある開発を掲げてはいるけど、中国は「小集団」によるルール作りに強く反発しているわ。だから独自の枠組みを打ち出したの。

ボス:
20カ国以上が支持してるとはいえ、どこまで実効性があるかが問われるな。資金や技術の裏付けはあるのか?

コネ姉さん:
実際、中国は国家主導でインフラ投資や人材育成、技術支援を進めていて、その点では他国より機動力があるとも言えるわ。

セカくん:
でも長期的に見ると、日本もこの分野でどう関与するか、戦略を練る必要ありそうっすね!素材・製造・環境対策、全部関係する分野っす!

コネ姉さん:
その通り!GX(グリーントランスフォーメーション)の流れの中で、重要鉱物の確保はエネルギー安全保障にも直結しているのよ。

ボス:
結局のところ、どの国が「グリーン鉱物」をどう扱うかで、次のエネルギー時代の主導権が決まるというわけか。

コネ姉さん:
おっしゃる通りですわ、ボス。技術、資源、国際ルール…これらが複雑に絡む新しい地政学の時代が始まっているのよ。

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