日・ドイツ産業界の有識者、米国関税政策に対し日独関係の戦略的強化を提唱

日・ドイツ産業界の有識者、米国関税政策に対し日独関係の戦略的強化を提唱

日独産業協会(DJW)は9月5日、東京で「トランプ政権下の日独経済協力-競争から共創へ―」と題したシンポジウムを開催した。日本とドイツの有識者が登壇し、水素、人工知能(AI)、防衛、ロボティクスといった戦略分野において、両国の企業がどのように協働・補完しつつ、共にイノベーションを生み出せるか、活発な議論が行われた。

引用元 JETRO:ビジネス短信

セカくん
へぇ~!日独で共創の時代って、すごくイイ響きっすね!でも…もともと日本とドイツってライバルだったんすか?

コネ姉さん
その通りよ、セカくん。これまでは産業用機械とか自動車なんかで競合関係が強かったけど、DJWのシンポジウムでは「これからは信頼に基づくパートナーシップを築くべき」ってメッセージが明確だったわ。

ボス
ふむ、背景にはやはりアメリカのトランプ政権の関税政策があるか?

コネ姉さん
ええ、まさにそれ。ドイツにとって「15%の米国関税」は非常に痛い。でも、ヴィースホイDJW理事長は「まだ立ち直れる」として、日本やアジアへの輸出多角化の重要性を訴えていたわ。

セカくん
日本のサプライチェーンにドイツが入ってくるってことっすか?それってけっこうワクワクする展開っすね!

コネ姉さん
そうね。富士通のシュルツ氏は、世界のブロック化が進む中で「単なるグローバル展開」じゃなく、「地域ごとのローカライズ」が必要って言ってたの。その点、日本はアジアで強いサプライチェーンを持ってるから、ドイツ企業には魅力的なパートナーよ。

ボス
ほう、水素、AI、ロボティクス、防衛分野での共創ってのは、かなり戦略的だな。

コネ姉さん
ええ。たとえば、ドイツAI研究センターが大阪に海外初の拠点を構えたり、ドイツのスタートアップがファナックや安川電機と組んだりと、すでに動きは始まってるわ。

セカくん
スタートアップにもチャンスありそうっすね!本間さんとか川久保さんも、日独の連携で成長を後押しできるって言ってたっす!

ボス
ただな、規制の違いとか、技術の互換性の問題とか…ややこしい壁も多そうだが?

コネ姉さん
その通りよ、ボス。茂木氏も「共創を本気で進めるなら、EUの規制障壁の緩和や、技術実証の協力が不可欠」と指摘してた。制度のすり合わせと現場での実践、両方が必要なのよ。

ボス
ふむ…これからは「競争」ではなく「協調・共創」の時代ってわけか。国境を越えて、価値と技術でつながるか。

コネ姉さん
ええ、ボス。共通の課題に取り組む中で、日独の“知の融合”がイノベーションの起爆剤になる可能性は十分あるわ。今がそのチャンスなのよ。

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