ベトナムと米国の関税合意、日系企業は「積み替え品」詳細など動向を注視

ベトナムと米国の関税合意、日系企業は「積み替え品」詳細など動向を注視

7月2日のベトナムと米国の貿易協定合意について、ジェトロはベトナムに進出する日系企業にその受け止めや対応をヒアリングした(7月4~9日)。

引用元 JETRO:ビジネス短信

コネ姉さん:
今回の米越貿易協定で注目すべきは、20%関税でも「影響は限定的」という日系企業の声が多い点ですわね。ドル高もあって価格競争力が保たれているのが背景にあるのかしら。

セカくん:
えっ、20%も関税かかるのにあんまり影響ないんすか?輸出ってそんなに強いんすね、ベトナム!でも、「積み替え品」の40%関税って、すごく厳しくないっすか?

ボス:
ふむ…「積み替え品」ってのは、ようするに第三国経由ってことか?中国製の部品を使ってるとアウト、ってことになる可能性もあるんだな。

コネ姉さん:
その通りですわ。現地調達率が高ければセーフだけど、2次サプライヤーが中国だと「中国由来」と判定される懸念があるの。定義が曖昧なのが企業にとって不安要素ですわね。

セカくん:
ってことは、企業はサプライチェーンをもっと「ベトナム化」しなきゃいけないってことっすか?これは製造業にとって結構大きな転換点なんじゃ?

ボス:
まあ、そう簡単にはいかんのじゃないか?部品一つとっても、完全に国内調達ってわけにはいかんだろうしな…。

コネ姉さん:
ただ、こうした関税回避のために中国メーカーのベトナム進出が加速する可能性もあるのよ。それによってベトナムの裾野産業がさらに育つ効果も期待されてますわ。

セカくん:
おお、それなら日系企業にとってもサプライヤーが近くに増えてありがたいっすよね!でも、そのためには政府の制度整備も必要ですよね?

ボス:
うむ、原産地証明の厳格化なんて話もあるようだしな…。正直、ベトナム政府がどこまでやるか、まだ分からんというわけだ。

コネ姉さん:
だからこそ、情報公開と透明性が求められているのですわ。特に「積み替え品」の基準明確化は喫緊の課題ね。企業側の混乱を防ぐためにも大事なポイントですわよ。

セカくん:
でも、逆に考えると、米中対立が長期化すれば、日系企業は中国からベトナムに調達先をシフトするチャンスでもあるってことっすね!

ボス:
ふむ…まあ、今が判断のしどころというやつか。景気減速もあるが、動いてる企業は動いてるということだな。

コネ姉さん:
その通り。実際、関税の影響を直接受けない中堅・中小メーカーからのベトナム投資相談が増えているというのも、前向きな動きですわね。

セカくん:
うわー、やっぱ海外情勢ってビジネスチャンスにもなるんすね。この動き、もっと注視したいっす!

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