ドイツ、対ロシア輸入が2021年比で94.6%減
ドイツ連邦統計局は6月11日、2024年の対ロシア貿易統計データを発表した。同発表によると、2024年のロシアからの輸入額は18億ユーロにとどまり、ウクライナ侵攻前の2021年の331億ユーロと比べ94.6%の大幅減となった。
2024年のロシアからドイツへの主な輸入品目は、金属類(輸入総額の42.3%)、化学製品(24.7%)、食料品および飼料(15.2%)だった。
引用元 JETRO:ビジネス短信


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コネ姉さん:ドイツの対ロシア貿易、ほんとに激変したわね。ロシアからの輸入は約95%も減少して、かつての主要輸入品だった原油・ガスはほぼゼロになったのよ。
セカくん:ええ!?ってことはもうロシア産エネルギーに頼ってないってことっすか?EU全体でもそんな感じ?
コネ姉さん:そうね。EU全体でもロシアからの輸入は78%減少していて、脱ロシア依存がかなり進んでるわ。ただ、一部の国はまだ輸入を続けてるのよ。
ボス:ふむ…それだけ減って困らんのか?ドイツはエネルギーどうやって確保してるんだ?
コネ姉さん:ドイツはノルウェーや米国からのLNG、再生可能エネルギーにシフトして対応してるわ。エネルギー供給構造の再設計が進んでいるの。
セカくん:でも、ドイツの対ロシア輸出も7割減ってことは、ドイツ企業にとっては打撃っすよね?
コネ姉さん:確かに影響はあるけど、医薬品や化学品など必要性の高い製品はまだロシアに輸出されているわ。
ボス:なるほど…ということはロシアとの経済関係は政治的に遮断されたわけじゃないんだな。
コネ姉さん:そう、でも機械や自動車部品のような戦略的製品は制限対象になっているから、貿易構造自体が変わってきているのよ。
セカくん:それにしても、ドイツの対ロシア貿易収支が黒字に転じたって、かなり象徴的な変化っすね!
コネ姉さん:ええ、2021年は赤字だったのに、2024年には58億ユーロの黒字。エネルギー輸入が消えたことが大きいわね。
ボス:EU全体ではまだ赤字らしいが、それでも貿易赤字は大幅に縮小してるというわけか。
コネ姉さん:そうね。特に2022年は1,475億ユーロの赤字だったから、それが44億ユーロまで改善されたのは大きな前進よ。
セカくん:これからEUはどこの国とエネルギー取引するのが中心になるっすか?
コネ姉さん:今後のキーワードは「エネルギー供給多様化」と「グリーンエネルギー移行」よ。ノルウェー、米国、中東諸国との関係強化が進むはずね。
ボス:なるほど…つまり、ウクライナ侵攻がきっかけで、欧州のエネルギー構造自体が抜本的に変わったというわけだな。
コネ姉さん:ええ、ビジネス上の注目キーワードは「対ロシア貿易減少」「ドイツ エネルギー輸入先変更」「EU 脱ロシア依存」あたりね。業界ごとの影響分析も大切よ。