ゼネラルモーターズ(GM)やトヨタ自動車など主要自動車メーカーをメンバーとする米自動車業界団体の米国自動車イノベーション協会(AAI)と米国自動車部品工業会(MEMA)は、中国による一部の希土類(レアアース)を対象とした輸出規制が、米国の自動車生産に重大な支障をもたらす恐れがあるとして、トランプ政権に対し、懸念を表明する書簡を提出した。


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コネ姉さん:
中国のレアアース輸出規制、ついに実行されましたわね。特にテルビウムとジスプロシウムはEVモーターに不可欠。米自動車産業への影響は極めて深刻ですわ。
セカくん:
ヤバいっす!GMやトヨタが所属するAAIやMEMAまで緊急書簡って、これはかなりの危機感っすよね?EVだけじゃなくてガソリン車にも影響出るっす!
ボス:
ふむ…サプライチェーンが止まれば、生産ラインも止まるというわけだな。代替ルートや素材はあるのか?
コネ姉さん:
そこが問題ですわ。テルビウムの世界生産の95%、ジスプロシウムのほぼ全量が中国依存。短期的な代替は現実的に難しいの。
セカくん:
磁石系だけじゃなくて、センサー、オルタネーター、シートベルト、カメラまで影響って、もはや車づくりそのものがピンチっす!
コネ姉さん:
ええ、今回の規制は単なる材料の問題じゃなく、産業インフラそのものへの制約。EV競争力への打撃は避けられないですわ。
ボス:
これは米中の貿易戦争の一環なのか?安全保障と経済が絡んできているな。
コネ姉さん:
そうですわ。レアアースは経済安全保障の“戦略資源”。米国側も供給網の分散や再資源化の取り組みを強化し始めてますけど、追いついていませんの。
セカくん:
これ、日本企業にも他人事じゃないっすね。トヨタもメンバーにいるし、日本も中国レアアース依存が高いんじゃ?
コネ姉さん:
その通り。日本も実はジスプロシウムの9割超を中国から輸入していて、EV・産業ロボットの分野で深刻な影響を受けかねませんわ。
ボス:
ふむ…ならば今後は、リサイクルや他国調達も視野に入れて動かねばならんということだな。
コネ姉さん:
まさに。代替素材の研究開発や調達先の多元化、それに日米連携での戦略備蓄など、中長期視点の政策と企業対応が急務ね。
セカくん:
企業としても、技術開発だけじゃなくてサプライチェーン戦略そのものを再設計するタイミングっすね!
コネ姉さん:
ええ、レアアースは今や単なる原材料ではなく、地政学リスクを反映する指標とも言える存在ですわ。構造的対応が求められるフェーズですの。
ボス:
なるほど…これは本当に根深い話だな。材料、外交、経済が絡む問題として、継続的に注視する必要があるというわけだ。