米国通商代表部(USTR)は5月9日、メキシコ国内の電子部品メーカーの製造施設での労働問題を巡って、米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)に基づいて、メキシコ政府に事実確認を要請したと発表した。トランプ政権発足後のメキシコ政府に対する労働問題の確認要請は今回が3回目で、措置の発動が続いている。


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コネ姉さん:
USTRがメキシコ政府に対し、電子部品工場での労働権侵害についてUSMCAに基づく「迅速な対応メカニズム(RRM)」を発動したのは、注目すべき動きね。これでトランプ政権下では3回目よ。
セカくん:
えっ、特定の工場単位で労働問題を調査するんすか?しかも貿易協定に基づいて?すごい仕組みっすね!
ボス:
ふむ…労働問題で関税の精算が保留されるとは、なかなか厳しい対応だな。そんなに大ごとになるものか?
コネ姉さん:
RRMでは労働権侵害があれば、協定の特恵関税の停止も可能なの。輸出に直結するから、企業側にとっては非常に大きなリスクなのよ。
セカくん:
このアンフェノールの工場って、自動車とか航空宇宙向けの部品作ってるんすよね?影響めっちゃ広がりそうっす…。
コネ姉さん:
そう、サプライチェーン上の要所だから、輸出制限されると多方面に波及しかねないわ。米国が慎重かつ強硬に動いてるのはそこね。
ボス:
だが、これってメキシコの労組からの申し立てが発端なんだろ?外からだけじゃなく、内からの圧力もあるということか。
コネ姉さん:
その通り。RRMは第三者の申し立ても受け付ける構造だから、地域内の労働環境の透明性向上にもつながる仕組みと言えるわ。
セカくん:
日本企業がメキシコに工場持ってるケースもあるっすよね?これ他人事じゃないっすね…。
コネ姉さん:
まったく他人事じゃないわ。日系企業も、現地の労務コンプライアンスと協定の整合性を改めて確認すべきタイミングよ。
ボス:
ふむ…ルールを守るのは当然だが、守らなければこういうリスクがあるということだな。制度の重みを感じるな。