マレーシア日本人商工会議所(JACTIM)は4月28日、米国の関税政策に関する緊急アンケート調査(実施期間4月23~27日、有効回答数76社、回答率13.7%)を行い、回答企業向けに結果を公表した。調査によると、マレーシアから米国に輸出を行う企業は23.7%にとどまり、それら企業の6割以上で対米輸出比率は2割を切っている。

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米国のドナルド・トランプ大統領は相互関税の適用を8月1日からに延長し、対象国・地域に対して書簡を送った。最近の世論調査では、33%の回答者がトランプ関税はわずかしか発効していない、あるいは全てが発効していないと認識してい […]
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コネ姉さん:JACTIMの調査、米国関税の影響が「まだ分からない」って回答が多かったのが印象的ですわね。企業が様子見をしてる現状、リスク対応が難しい証拠ですわ。
セカくん:これって逆にチャンスもあるっすよね?中国からの切り替えでマレーシアが製造拠点として注目されるってことっすか?
ボス:ふむ、だが対米輸出が少ないなら、そんなに大きな問題でもない気もするな。マレーシア企業はあまり動揺してないように見えるが。
コネ姉さん:輸出比率は低くても、景気後退や価格下落といった間接的影響が大きいのよ。電子産業では米中摩擦の波が直撃しているのですわ。
セカくん:なるほどっす…でも対応はまだ「特にない」が最多って、ちょっと心配っすね。販売チャネルの多角化って実際どんな方法があるんすか?
ボス:価格転嫁なんてできるのかね?関税でコスト上がったら結局は企業か消費者が損するだけじゃないのか?
コネ姉さん:その通り、だからこそ「調達の多角化」や「生産拠点の再編」が重要なのよ。中長期的に事業計画を見直す動きが出てきてるのもその表れですわ。
セカくん:先行きが「分からない」って回答が5割近くって、どれだけ予測困難な時代かがわかるっすね。でも事業計画変更って、具体的にはどう進めるんすか?
ボス:うーむ、そこが難しいとこだな。状況見ながら対応するしかない、というわけか。
コネ姉さん:今は柔軟性が試される時期ね。米国の動き次第で、ASEAN全体の生産・輸出戦略が大きく変わる可能性もあるのよ。
セカくん:ってことは、今マレーシアに投資してる日本企業も、米国以外の市場に目を向ける必要があるってことっすね!
ボス:ふむ…結局グローバル市場は読めん。だが、先手を打つ者が勝つかもしれんということだな。
コネ姉さん:まさにその通りですわ。変化を機会と捉えて、地域戦略をアップデートするタイミングですわね。