米国のJ.D.バンス副大統領は4月21日、インドのナレンドラ・モディ首相とニューデリーで会談し、2国間貿易協定(BTA)交渉の「重要な進展」を歓迎するとともに、ホワイトハウスの記者会向けに声明として交渉枠組みの最終化を正式に発表した。

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コネ姉さん:米国とインドの2国間貿易協定(BTA)の交渉が本格化してきましたわね。副大統領とモディ首相が会談し、枠組みの最終化を発表したのは、今後の経済関係に大きな影響を与えそうですわ。
セカくん:わくわくする!BTAってFTAとは違うんすか?なにが「21世紀型」って言われてるんすか?
コネ姉さん:良い質問ですわ!BTAはFTAよりも対象が柔軟で、今回は特に雇用やサプライチェーンの安定といった“経済安全保障”を重視しているんですのよ。だから「現代的」と言われてるんですの。
ボス:ふむ…でもUSTRが「インドは関税が高すぎる」って言ってるじゃないか。そんな状態で本当に協定なんか結べるのか?
コネ姉さん:確かに、インドの平均関税率は17%、農産品は39%と非常に高いですわ。米国の3.3%と比べて不均衡が目立つため、それを是正するのが交渉の中心ですのよ。
セカくん:インド側も譲歩するんすかね?トランプ政権の「相互関税」ってやばそうっすけど…
コネ姉さん:インドに対しては26%の追加関税が設定されていて、交渉が妥結しないと適用される恐れがあるんですの。だから、インドも一定の妥協を迫られてますわ。
ボス:なるほどな。要は交渉がうまくいかなきゃ関税がドカンとかかるってわけだ。商売するにはなかなか厳しい環境だな。
コネ姉さん:その通りですわ。ただ、両国とも戦略的パートナーシップを重視していて、経済と安全保障の両面で関係を深めたい意図があるんですの。
セカくん:じゃあ、どんな分野が協定の対象になりそうなんすか?ITとかエネルギーとか?
コネ姉さん:はい、IT・半導体・農業・防衛・ヘルスケアなどが中心になる見込みですわ。特にインドは製造業強化(Make in India)と米国のデカップリング政策が交差している分野ですの。
ボス:ふむ…でも秋に交渉妥結とか言ってるが、相互関税の停止期限が7月までだろ?間に合うのか?
コネ姉さん:専門家もそこを懸念してますわ。交渉が進展すれば、停止期限の延長もあり得ますけど、政治的な駆け引きが強まりそうですの。
セカくん:企業としては、協定成立後の恩恵ってどんなものがあるんすか?
コネ姉さん:関税引き下げによるコスト削減、非関税障壁の緩和、輸出入手続きの簡略化などで、インド進出やサプライチェーン構築がしやすくなりますわね。
ボス:うむ…リスクもあるが、チャンスも大きいというわけだな。アメリカとインドの動き、しばらく目が離せんな。