ベネズエラ政府は4月9日、ニコラス・マドゥロ大統領により、経済的な緊急事態を宣言する政令への署名が行われたと伝えた。11日には国会でも可決されている。同政令の目的は、米国による関税政策の脅威から国民と国内産業を保護することとしており、有効期間は官報での公示から起算して60日間だが、さらに60日間の延長も可能だ。

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コネ姉さん:ベネズエラがマドゥロ大統領の署名によって「経済的な緊急事態」を宣言したのは、米国の対ベネズエラ制裁強化に対抗する緊急措置ですわね。国産品推奨や外資誘致など、複数の経済政策を一括で進める内容ですわ。
セカくん:うわぁ、また大統領令っすか…国会の承認もいらないって、ちょっと独裁っぽくないっすか?でも、実際どこまで効果あるんすかね?
ボス:ふむ…国内産業を守るために規制や投資を進めるのはわかるが、過去にハイパーインフレを引き起こしたんだろ?また同じことにならないか心配だな。
コネ姉さん:その懸念、専門家からも指摘されていますわ。大統領権限の強化は市場の信頼を損ねやすく、外貨流出や通貨安を加速させるリスクも高いの。
セカくん:でも「輸入品を代替する国産品の購入比率の規定」って、ちょっと興味深いっすね。地産地消を国家レベルで推進してるってことっすか?
コネ姉さん:ええ、ローカル生産の活性化で経済自立を目指す意図はあるけれど、インフラや技術が追いつかなければ、供給不足や価格高騰を招く危険もありますのよ。
ボス:しかも軍や警察まで動員するってのは、ちょっと物騒だな。経済政策に治安機関を絡めるのは、かえって国民の不安を煽るかもしれんぞ。
コネ姉さん:確かに、国家統制が強まると、市場の自由や企業活動の萎縮につながる恐れもあるわね。外資誘致を目指すなら、法制度の安定性も求められますわ。
セカくん:外貨を稼ぐための「非伝統産品の輸出拡大」って、例えばどんな産品っすかね?チョコレートとか観光とか?
コネ姉さん:まさにその通り。コーヒー、カカオ、観光、ITサービスなど、石油以外の収益源を育てる戦略ですわ。これが成功すれば、依存脱却の一歩になりますのよ。
ボス:まあ、経済が苦しいときには手段を選べないのもわかるが…過去の失敗を繰り返さないよう、慎重な運営を期待したいところだな。
コネ姉さん:その通りですわね。今回は60日+延長60日の短期政策ですが、長期的には信頼回復と持続的成長の仕組み作りが課題になりますわ。