米国の相互関税の発表では、アフリカ諸国のうち8カ国が30%以上、12カ国が10~30%未満、31カ国がベースラインの10%に設定された。関税が最も高く設定されたのは、レソト(50%)で、続いてマダガスカル(47%)、モーリシャス(40%)、ボツワナ(37%)、アンゴラ(32%)、リビア(31%)、南アフリカ共和国、アルジェリア(30%)となった。


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コネ姉さん:アフリカ諸国に対する米国の相互関税、最大でレソト50%とは衝撃的ですわね。でも実際にはアフリカからの輸入の67.5%が関税対象外。つまり、実際の経済インパクトは限定的とも言えますわ。
セカくん:衣類やカカオ、自動車が対象ってことは、南アやケニア、エジプトは心配っすよね。でも、中国とかインドより相対的にマシな関税ってなると、むしろチャンスっすか?
ボス:ふむ…ということは、アメリカは鉱物とかは買い続けるが、アパレルや加工品では圧をかけてる、ということか。
コネ姉さん:そのとおりですわ。重要鉱物や資源の供給を守る一方で、労働集約型製品には交渉カードとして圧力をかけている、まさに選択的関税政策ね。
セカくん:AGOAっていう特恵制度があるのに、それと矛盾しませんか?
コネ姉さん:いい質問ね。AGOAはあくまで一方的な恩恵であり、米国が条件や期限を自由に変更できる制度。つまり優遇される立場は脆弱なのですわ。
ボス:それにしても、アフリカ諸国も黙ってはいないようだな。ルト大統領の発言を見ると、米国依存からの脱却を図っているようにも見える。
セカくん:しかも中国訪問を発表って…これはメッセージ性強いっすね!
コネ姉さん:まさにそのとおり。今、アフリカは米国だけでなく、EU、中国、インドとの関係強化を図るマルチトラック戦略を取り始めていますわ。
ボス:アメリカの存在感が下がってきてるって話もあったな。9.5%から3.8%までシェアが落ちてるんだろ?
セカくん:このタイミングで関税強化って…アフリカの民間セクターは他のパートナーを探しに行くかもっすね。
コネ姉さん:関税政策は短期的な収益確保かもしれないけど、長期的な影響は米国の地政学的影響力の低下につながる可能性もあるの。持続可能な貿易関係の構築が求められているのですわ。
ボス:ふむ…結局、どこも「ウィンウィン」の形を探してるんだな。アフリカも選ぶ時代というわけだ。
セカくん:日本企業にとっては、こうした状況をチャンスに変えられるかがカギっすね!持続可能な支援、見せどころっす!