モンゴル、石炭・銅精鉱の輸出量が過去最高を記録

モンゴル、石炭・銅精鉱の輸出量が過去最高を記録

モンゴル国家統計局が1月15日に発表した貿易統計によると、2024年の石炭輸出量は過去最高の8,375万5,000トン(前年比20.3%増)だった。輸出額は過去最高だった2023年には及ばなかったものの、86億9,800万ドル(前年比2.3%減)となった。

引用元 JETRO:ビジネス短信

コネ姉さん: モンゴルの2024年の石炭輸出量が過去最高の8,375万5,000トンを記録したわ!前年比20.3%増よ。でも、石炭価格の下落で輸出額は2.3%減の86億9,800万ドルだったの。

セカくん: なるほどっす!輸出量は増えたけど、価格が下がったから売上は減ったってことっすね?

コネ姉さん: そうね。2021~2022年前半はコロナ禍の中国の国境制限で落ち込んでたけど、2022年後半から回復。2023年、2024年は安定した需要が続いたわ。でも、石炭価格の変動には注意が必要ね。

ボス: ふむ…モンゴルは石炭だけでなく、銅の輸出も伸びているのか?

コネ姉さん: そうよ!2024年の銅精鉱輸出は前年比11.2%増の169万5,000トンで、輸出額は26.4%増の33億1,900万ドル。特にオユトルゴイ銅山の生産が大幅に伸びたのが要因ね。

セカくん: オユトルゴイ銅山って、モンゴル最大の鉱山っすよね?何が起こったんすか?

コネ姉さん: 地下1,300メートルから鉱石を運ぶベルトコンベヤーが完成して、生産が大幅アップ!2024年第4四半期の銅の生産量は前年同期比63%増、前期比33%増と急成長したのよ。

ボス: ふむ…地下鉱山の生産能力が上がったということか?これからも増え続けるのか?

コネ姉さん: その可能性が高いわね!濃縮工場の拡張や一次破砕機の建設も進んでるから、2025年以降も生産拡大が期待されてるわ。特に銅の埋蔵量は地下に多く残っているから、今後も採掘が進むでしょうね。

セカくん: 銅って今後も需要が伸びそうっすよね?EVとか再生可能エネルギー関連でも使われるし。

コネ姉さん: そうなの!EVや電力インフラには大量の銅が必要だから、世界的に銅の需要は高まってるわ。だから、モンゴルにとっては成長のチャンスね。

ボス: ふむ…好調な資源輸出でモンゴル経済にも影響が出ているのか?

コネ姉さん: ええ!2024年12月末の外貨準備高は前年同期比11.8%増の55億982万ドルで過去最高を記録したわ。資源輸出が経済の安定に貢献してるのよ。

セカくん: ってことは、モンゴル市場って日本企業にとってもビジネスチャンスありそうっすね?

コネ姉さん: そうね!鉱山開発向けの機械や、インフラ支援、EV関連の素材調達で日本企業が関わる余地は大きいわ。モンゴルの資源市場、今後も要注目よ!

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