2024年の失業率が過去最低水準に

2024年の失業率が過去最低水準に

ブラジル地理統計院(IBGE)は1月31日、2024年の平均失業率が6.6%となり、前年の7.8%から1.2ポイント低下して、失業者数が約740万人となったと発表した。2012年に現在の手法で統計を取り始めて以降、過去最低の水準となった。2024年第4四半期(10~12月)の失業率は6.2%で、前期比で0.2ポイントの低下、前年同期比では1.2ポイント低下した。

引用元 JETRO:ビジネス短信

セカくん:
ブラジルの失業率、過去最低の6.6%っすか!前年の7.8%から1.2ポイントも下がって、かなり改善してるっすね!

コネ姉さん:
そうね。特に2024年第4四半期(10~12月)の失業率は6.2%で、四半期ベースでも過去最低になったわ。これは雇用が順調に増えている証拠ね。

ボス:
ふむ…就業者数も過去最高の1億330万人か。民間企業の正規雇用・非正規雇用ともに増えているのはいいことだな。

コネ姉さん:
そうね。正規雇用は3,870万人(前年比2.7%増)、非正規雇用も4,027万人(2.1%増)と、どちらも増加しているわ。でも、家事労働者は減少しているのが特徴的ね。

セカくん:
産業別に見ると、「運輸・倉庫・郵便」が7.8%増、「建築」も5.5%増えてるっすね!インフラ整備や物流が活発になってるってことっすか?

コネ姉さん:
その通りよ。物流や建設業の雇用が増えているのは、経済が回復している証拠ね。一方で、「農畜産業・林業・水産業」が3.2%減、「家事代行サービス」も1.4%減少しているのは気になるわ。

ボス:
ふむ…農業や家事代行が減っているのは、都市部での雇用が増えているからか?

コネ姉さん:
そうね。都市部の産業が成長すると、農業や家事労働から民間企業の仕事に移る人が増えるのよ。特に建設業や物流業は安定した仕事が多いからね。

セカくん:
IBGEの担当者も「コロナ後の雇用回復が続いている」とコメントしてるっすね。まだポスト・コロナの影響が続いてるってことっすか?

コネ姉さん:
そうね。パンデミック後の経済回復が雇用を押し上げているのよ。でも、今後は利上げの影響や景気の変動も考慮しないといけないわね。

ボス:
ふむ…ブラジル中銀は利上げを続けているが、金利が高いと企業の投資が減って雇用に影響が出るんじゃないか?

コネ姉さん:
そこが課題ね。金利が高いと企業の借入コストが上がるから、新規雇用の伸びが鈍化する可能性もあるわ。今後の金融政策と雇用の動向は要チェックね。

セカくん:
雇用は回復してるけど、金利や経済政策次第でどうなるか分からないっすね!今後のデータも注目っす!

ボス:
ふむ…ブラジル経済がどこまで安定するのか、引き続き見守る必要があるな。

セカイコネクトアカデミーオンライン

記事を”読む”