2024年の日本の中東向け輸出は前年比18.0%増の4兆1,924億円、輸入は2.7%減の12兆9,739億円

2024年の日本の中東向け輸出は前年比18.0%増の4兆1,924億円、輸入は2.7%減の12兆9,739億円

日本の財務省が1月23日に発表した2024年の貿易統計の速報値(円貨)によると、日本から世界向けの輸出額は前年比6.2%増で107兆913億円、世界からの輸入額は1.8%増の112兆4,238億円で、5兆3,326億円の貿易赤字だった。

引用元 JETRO:ビジネス短信

コネ姉さん:
2024年、日本の輸出額が6.2%増と伸びた一方で、輸入額がさらに多くて、5兆円以上の貿易赤字になりましたわね。特に中東との貿易での赤字が目立ちますわ。

セカくん:
中東との貿易、輸入が多いのは「原油」ってことっすね!でも輸出は何が多いんすか?車っすかね?

コネ姉さん:
その通り、自動車が中東向け輸出品の半分以上を占めていますわ。輸出額は前年比12.3%増で、特にUAEやサウジアラビアでの需要が高いようですわね。

ボス:
ふむ…中東からの原油輸入が減ったという話だが、それはどうしてなんだ?

コネ姉さん:
理由の一つは、国内の省エネ化や再生可能エネルギーへの移行が進んでいるからですわ。それと、電気自動車(EV)の普及なども、石油需要を徐々に抑えていますわね。

セカくん:
でも中東って、日本にとって原油以外の重要な輸入先でもあるんすか?他に何を輸入してるんすか?

コネ姉さん:
主に石油製品と液化天然ガス(LNG)ですわ。特にLNGは前年比8.0%増で、中東からのエネルギー供給は依然として日本にとって欠かせないですわね。

ボス:
輸出ではUAEがトップだが、何か特別な理由があるのか?

コネ姉さん:
UAEは中東での経済ハブとして機能しているのが大きな理由ですわ。また、UAE国内でのインフラ整備や都市開発が進んでいるため、日本の自動車や鉄鋼などの需要が高まっているのですわ。

セカくん:
でも、輸出額ではUAEが増えてるけど、カタールは大きく減ってるっすね!これって何か理由があるんすか?

コネ姉さん:
カタールでは、LNG輸出が主力で、石油関連以外の輸入品需要が比較的少ないのが影響していますわ。それに、地域間での競争も影響しているかもしれませんね。

ボス:
自動車以外の中東向け輸出品目も興味深いが、特に鉄鋼や機械部品の需要はどのような背景があるんだ?

コネ姉さん:
中東ではインフラ整備や建設プロジェクトが活発なので、鉄鋼や建設用機器、自動車部品の需要が高いですわ。特に都市開発が進むUAEやサウジアラビアが主要市場になっています。

セカくん:
中東への輸出が増えるのは良いことっすけど、日本企業が特に注目すべきポイントって何なんすか?

コネ姉さん:
一つは、グリーンエネルギー分野ですわ。中東諸国も脱炭素化を進めているので、日本企業の再生可能エネルギー技術や水素関連技術が注目されています。それと、EV市場の可能性も大きいですわね。

ボス:
なるほど…日本の中東戦略としては、エネルギーだけでなく、技術協力も重要になるということだな。

セカくん:
そうっすね!中東って資源だけじゃなくて、今後の経済発展に向けたチャンスがいっぱいありそうっす!もっと深掘りしたいっす!

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