欧州委員会は1月、EUの炭素国境調整メカニズム(CBAM)に基づく移行期間中の報告のための生産者用ガイダンス資料の日本語版「EU域外の施設事業者のためのCBAM実施に関するガイダンス文書」を公表した。

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コネ姉さん:
EUの炭素国境調整メカニズム(CBAM)の日本語版ガイダンスが公表されたのは、日本企業にとって非常に重要なニュースですわね!特に2026年から本格適用されるので、今から準備を進める必要がありますわ。
セカくん:
CBAMって、なんか難しそうっすけど、具体的に何をする仕組みなんすか?
コネ姉さん:
CBAMは、EUが輸入製品に対してその生産時に発生した温室効果ガス(GHG)排出量を基に炭素価格を課す制度ですわ。これでEU内の製品と公平な競争条件を確保しつつ、地球全体での脱炭素化を促進する仕組みですわね。
ボス:
ふむ…2026年から本格適用ということだが、今の「移行期間」では具体的に何が求められているんだ?
コネ姉さん:
今の移行期間中は炭素価格の支払い義務はありませんが、輸入者が四半期ごとにGHG排出量を報告する必要がありますわ。そのため、生産者が排出量のデータを正確に提供しなければならないのです。
セカくん:
日本企業にとって、どんな影響が出るんすかね?対象品目とかが気になるっす。
コネ姉さん:
現在の対象品目は鉄鋼、セメント、アルミニウム、肥料、電力、水素などですわ。これらをEUに輸出している日本企業は、排出量の計算方法を理解し、データを正確に提供する体制を整える必要がありますわ。
ボス:
日本語版ガイダンスが出たということだが、具体的にどう役立つんだ?
コネ姉さん:
今回の日本語版ガイダンスでは、排出量の計算方法や対象品目ごとの具体的な対応策が図解で整理されていますわ。これにより、日本企業がデータを適切に準備し、輸入者への対応をスムーズに行えるようになります。
セカくん:
でも、2024年8月以降は「デフォルト値」も使えなくなるって話っすけど、どうすればいいんすかね?
コネ姉さん:
その通りですわ。デフォルト値が使えなくなるので、自社の生産プロセスごとの排出量を正確に計算し、証明できる体制が必要です。これには、製造工程ごとのデータ収集や分析が重要ですわね。
ボス:
なるほど…企業側にはかなりの負担がかかりそうだが、準備のために何を優先すべきなんだ?
コネ姉さん:
優先すべきは、自社のGHG排出量を正確に測定するシステムの構築ですわ。それと、サプライチェーン全体での協力体制を整え、データの共有や計算基準を統一することが重要です。
セカくん:
CBAM対応って環境にいいことは分かるけど、日本企業にとってビジネスチャンスにもなるんすかね?
コネ姉さん:
もちろんですわ!例えば、低炭素製品を開発して競争力を高めたり、脱炭素技術を売り込む機会が生まれます。それに、環境対応が進んだ企業は国際市場での評価も高まりますわ。
ボス:
ふむ…確かに準備は大変だが、長期的には競争力を高めるチャンスでもあるということか。
セカくん:
日本企業がこういう制度にしっかり対応すれば、環境にも良くてビジネスも強くなるって、めっちゃ良いっすね!未来に期待っす!