ILOは、1月16日に発表した報告書「世界の雇用と社会の見通し、2024年の傾向」において、経済成長は緩やかながら減速し、インフレ率も低下したものの高止まりしており、地政学的緊張、気候変動によるコストの上昇、債務問題などが労働市場を圧迫していると指摘した。2024年の世界の失業率は5%で安定したが、若年層(15〜24歳)の失業率は12.6%と高止まりしたという。

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コネ姉さん: ILOの報告書から、2024年の世界の労働市場がいろいろな課題を抱えつつも、地域ごとに明暗が分かれる状況が見えるわね。アフリカでは失業率が改善傾向にあるものの、北アフリカの若年層や女性の失業率が非常に高い点は深刻だわ。
セカくん: 若年層の失業率が北アフリカで22.8%、女性は37.9%ってすごく高いっすね…。これってどうしてこんなに差が出るんですか?
コネ姉さん: 要因として、教育やスキルの不足、労働市場での女性差別、経済構造の変化があるわね。特に北アフリカでは経済の多様化が進まず、若者が必要なスキルを活かせる職場が少ないのが問題ね。
ボス: サブサハラ・アフリカの失業率は北アフリカより低いが、フォーマルな仕事が少ないというのはどういうことだ?
コネ姉さん: サブサハラ・アフリカでは、多くの人が農業や非公式部門で働いているの。これらは収入が不安定で社会保障もない場合が多いのよ。だから失業率が低くても労働環境は必ずしも良いとは言えないわ。
セカくん: でも、石油や再生可能エネルギーの需要が伸びれば、労働市場が改善するかもしれないって話、すごく希望を感じるっすね!どうやってこのチャンスを活かせばいいんですか?
コネ姉さん: それには、教育や職業訓練の充実が必要ね。エネルギー分野やインフラ建設に特化したスキルを提供することで、若者や女性がこうした成長分野に参加できるわ。
ボス: ふむ…だが気候変動や紛争といったリスクも大きいようだ。これが労働市場に与える影響はどうなんだろう?
コネ姉さん: 気候変動で農業が打撃を受けたり、紛争で観光や工業が停滞すると、雇用が減少するの。だから、こうしたリスクに対応する政策や、経済の多角化が重要ね。
セカくん: 海外で働いている出稼ぎ労働者も多いって書いてありましたよね。これって地元経済にはどんな影響があるんですか?
コネ姉さん: 出稼ぎ労働者が送る郷里送金は、地元経済の重要な支えになっているわ。特に、送金が家計の支出や教育投資に使われることで、間接的に地域の経済成長に寄与するのよ。
ボス: しかし、郷里送金だけに頼るのは危うい気もするな。国内での雇用創出が進むべきではないのか?
コネ姉さん: その通りね。国内で安定した雇用を増やすためには、農業以外の産業育成やインフラ整備が欠かせないわ。特に、製造業や観光業の発展が鍵になるわね。
セカくん: アフリカの労働市場のニュース、すごく考えさせられるっす!これからどんな成長が見られるか注目したいっすね!