中国国家統計局は1月17日、2024年の実質GDP成長率を5.0%と発表した。前年から0.3ポイント減速したが、政府目標の5.0%前後は達成した。第4四半期(10~12月)は前年同期比5.4%と、第3四半期(7~9月)から0.8ポイント加速し、前期比では1.6%と第3四半期から0.7ポイント加速した。

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コネ姉さん:
中国国家統計局が2024年の実質GDP成長率を5.0%と発表したわ。これは政府目標の「5.0%前後」を達成しているけれど、前年から0.3ポイント減速しているの。第4四半期の成長率は前年同期比5.4%と加速したけど、全体としては内需不足や外部環境の悪化が影響しているわね。
セカくん:
5.0%の成長って悪くない数字に見えるっすけど、減速してるってことは問題も多いんですか?
コネ姉さん:
その通りね、セカくん。消費や投資の伸びが鈍化しているのが問題よ。例えば、小売総額の伸び率は3.5%で、前年の7.2%増から大きく減速しているわ。不動産市場の低迷や企業の投資控えも、全体の成長を抑える要因になっているの。
ボス:
ふむ…不動産投資が10.6%も減少したのは驚きだな。不動産は中国経済にとって重要だと思うが、これが経済全体にどれほど影響しているんだ?
コネ姉さん:
不動産は中国経済の約20~30%を占めると言われているわ。不動産投資が減速すると、建材や内装材料、さらには雇用にまで影響が広がるの。今回、建材や金銀宝石類などの消費減少も不動産市場の影響が大きいわね。
セカくん:
でも、集積回路や工業用ロボット、新エネルギー車(NEV)の生産は増加してるみたいっすね!これってポジティブな動きじゃないですか?
コネ姉さん:
確かに工業生産は明るい兆しね。集積回路が22.2%増、新エネルギー車が38.7%増といった成長は、中国が推進している「デジタルエコノミー」や「グリーン成長」の成果とも言えるわ。ただ、これらはまだ全体経済を引っ張るほどの規模には達していないわね。
ボス:
ふむ…外資系企業の投資が10.0%減少している点も気になるな。これは中国市場の魅力が低下しているということなのか?
コネ姉さん:
そうね、外資系企業にとって中国市場のリスクが高まっているのは事実よ。地政学的な緊張や規制強化、不動産市場の不安定さが投資減少につながっているわ。ただ、戦略的に中国市場を重要視する企業も多いから、一概に魅力がなくなったとは言えないわ。
セカくん:
人口が減少してるのも気になるポイントっすね。出生数が少し増えたみたいだけど、全体として減少傾向は変わらないんですか?
コネ姉さん:
残念ながら、人口減少は構造的な問題ね。2024年末の人口は139万人減少しているわ。出生数が若干増えたのは一時的な動きで、少子高齢化の流れを逆転させるのは難しいわね。これが労働力や消費に影響を与える可能性が高いわ。
ボス:
ふむ…政府はこの状況をどうやって打開しようとしているんだ?具体的な対策はあるのか?
コネ姉さん:
政府は消費刺激策や改革開放政策を強化し、新たな成長分野を育てようとしているわ。特に、デジタルエコノミーや環境技術への投資を拡大する計画があるの。さらに、家電買い替え支援策のように内需を喚起する政策も進めているわね。
セカくん:
日本企業にとって、この状況ってどう影響するんですか?中国市場はまだチャンスがあるんでしょうか?
コネ姉さん:
日本企業にとって中国市場は依然として重要よ。特に、環境技術やデジタル製品、ヘルスケア分野では成長の可能性が大きいわ。ただ、不動産や一部の消費分野は慎重になる必要があるわね。市場をよく見極めながら戦略を立てることが重要よ。
ボス:
ふむ…中国経済の減速は世界経済にも影響しそうだな。他の国々はどう対応しているんだろう?
コネ姉さん:
そうね、中国の成長鈍化は資源輸出国や隣接国にとって特に大きな影響を与えるわ。そのため、各国は中国依存を減らすために、サプライチェーンの多様化や新たな市場開拓を進めているわ。
セカくん:
中国の2025年の動きも気になるっすね!成長を維持できるか、それともさらに減速するか注目したいです。
コネ姉さん:
その通りね、セカくん。2025年はデジタル経済やグリーン成長がどこまで進むかが鍵になるわ。引き続き注目していきましょう!