ベトナム統計総局によると、2024年の鉱工業生産指数(IIP)は前年比8.4%上昇した。上昇率は2023年(1.3%)から大きく回復し、2020年以降では最大の上昇率となった。2024年のIIPは年間通して好調を保ち、2~3月を除く全ての月で上昇率が前年同月比7%を上回る上昇率で推移した。

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コネ姉さん: ベトナムの鉱工業生産指数(IIP)が2024年に前年比8.4%も上昇したのは素晴らしいニュースですわね!特に2023年の1.3%から大きく回復して、2020年以降で最大の伸びだなんて、経済が本当に活性化している証拠ですわ。
セカくん: 8.4%の上昇ってすごいっすね!でも、鉱業だけマイナス6.5%で低調みたいっすね。なんで他の加工・製造業とかが伸びてるのに、鉱業は下がってるんすか?
コネ姉さん: 鉱業は世界的な需要や価格変動の影響を受けやすいから、資源価格が低迷したり、環境規制が厳しくなったりすると生産量が減る傾向があるの。逆に、加工・製造業は国内外の需要拡大や技術革新の影響で成長しやすいわね。
ボス: ふむ…鉱業は厳しいが、加工・製造業の9.6%上昇や電力・ガスの9.5%上昇は立派だな。具体的にどんな製品が伸びてるんだ?
コネ姉さん: ゴム・プラスチック製品が24.9%、家具が23.8%、自動車やトレーラーが21.1%も伸びているわ。これに加えて繊維製品や電気機器も好調ですのよ。こうした製品は輸出市場でも需要が高いわね。
セカくん: へぇ!ゴム製品とか家具がそんなに伸びるなんて、ベトナムの輸出力、かなり強いっすね。これって、国際競争力とか関税の影響も関係してるんすか?
コネ姉さん: その通り!ベトナムは自由貿易協定(FTA)を多く結んでいて、関税の恩恵を受けやすいの。それに加えて、比較的安価な労働力も国際競争力を高めているわね。
ボス: なるほどな。ところで、景気指数(PMI)も良好らしいが、12月は50を少し下回ったみたいだな。何が原因だったんだ?
コネ姉さん: 12月のPMIが49.8に下がったのは、トランプ次期政権の関税政策の不透明感が影響しているわ。さらに、生産量と新規受注の伸びが鈍化したことも一因ですの。
セカくん: PMIが50を超えた月が多いってことは、基本的には製造業の景気が良いってことっすよね。でも、台風11号の影響があった9月は47.3まで下がってたっすよね。災害対応とかどうしてるんすか?
コネ姉さん: ベトナムは自然災害の影響を受けやすいけど、インフラ投資や復旧作業が進んでいるわ。10月にはPMIが51.2に回復していることからも、影響が限定的だったといえるわね。
ボス: ふむ…とはいえ、米国の関税政策とか外部要因のリスクが高まると、ベトナム経済も不安定になりそうだな。今後も好調を維持できるのか?
コネ姉さん: 確かに、外部リスクは避けられないわね。でも、ベトナムはFTAの活用や多角的な輸出先の開拓を進めているから、中長期的には成長のポテンシャルが高いと思うわ。
セカくん: ベトナムの経済成長、めっちゃ参考になるっす!僕らもFTAとか輸出の多角化を学んで、日本のビジネスにも取り入れたいっすね!
ボス: うむ、FTAの活用や製造業の強化は日本にも応用できそうだな。特にインフラや輸出戦略の面で学べることが多いというわけだ。