日英包括的経済連携協定(EPA)に基づく地理的表示相互保護の対象産品の改正が12月20日に発効し、日本の農林水産物および酒類の地理的表示39件が英国で新たに保護されることとなった。2024年2月29日にも38件が追加されており、通算で132件の地理的表示が英国で保護対象となる。これにより、日EU・EPAに基づきEUで保護されている131件を初めて上回ることとなった。

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コネ姉さん:今回のトピックは、日英包括的経済連携協定(EPA)に基づいて、日本の農林水産物と酒類の地理的表示(GI)が英国で新たに保護された件ね。132件が保護対象となり、日EU・EPAを初めて上回ったのよ。
セカくん:えっ、日EUよりも多くなったんすか!すごいっすね!でも地理的表示って具体的には何を守ってるんすか?
コネ姉さん:地理的表示は、その地域特有の生産方法や品質を持つ農産物や酒類を守る仕組みよ。例えば「飛騨牛」や「佐賀の清酒」みたいに、その名前と品質を守って、他地域や偽物からブランドを保護するの。
ボス:ふむ…英国では「浄法寺漆」や「わかやま布引だいこん」も保護されるが、EUでは対象になっていないものもあるんだな。こうした違いは輸出業者にどう影響するんだ?
コネ姉さん:その点は重要ね。英国とEUで対象がほぼ一致しているから、欧州全体を視野に入れた流通やブランディングがしやすくなるの。ただし、微妙な違いもあるから、輸出業者はその点に注意する必要があるわ。
セカくん:これって英国市場での日本産品の輸出拡大にもつながるっすよね?どんな可能性があるんすか?
コネ姉さん:もちろんよ!例えば「球磨焼酎」や「和歌山梅酒」はすでに英国で地理的表示を活かしたプロモーションを展開しているの。こうした保護は日本ブランドの信頼を高めて、輸出拡大に弾みをつけるわ。
ボス:ふむ…でも、地理的表示が保護されると何が違うんだ?価格が上がるのか?
コネ姉さん:ブランドの価値が高まるから、適正価格での販売がしやすくなるの。安売り競争を避けられるし、高品質を求める消費者への訴求力も強まるわね。
セカくん:じゃあ、地理的表示の保護が多いほど日本の輸出産品が有利になるってことっすね!
コネ姉さん:その通りよ。特に英国市場は高級志向の消費者が多いから、GIを活かしてプレミアム市場での展開が期待できるわね。
ボス:しかし、地理的表示の保護にはコストもかかるだろう。中小企業にもメリットがあるのか?
コネ姉さん:もちろんよ。特に地域ブランドを持つ中小企業は、GIを活用することで海外市場に進出しやすくなるわ。自治体や業界団体のサポートを受けながら進められることも多いの。
セカくん:これからどんな産品が注目されるのか楽しみっすね!日本酒や和牛だけじゃなく、新しい特産品も広まるといいっすね。
コネ姉さん:その通りね。地理的表示の活用で、日本の特産品がさらに世界に広がるのを期待したいわ。