ドイツにおいて2024年9月に州議会選挙が行われたブランデンブルク州とチューリンゲン州で、それぞれ新たな政権が発足した。ブランデンブルク州では12月11日に、2013年から州首相を務めている社会民主党(SPD)のディートマー・ボイトケ氏が87票中50票の過半数を得て再選された。
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コネ姉さん:ドイツのブランデンブルク州とチューリンゲン州で新政権が発足したわ。それぞれ社会民主党(SPD)とキリスト教民主同盟(CDU)が主導する政権だけど、連立の構造がかなり異なるのが面白いのよね。
セカくん:ブランデンブルク州ではどんな連立政権になったんすか?
コネ姉さん:ブランデンブルク州では、SPDがザーラ・ワーゲンクネヒト同盟(BSW)と連立を組んでいるわ。BSWは左翼党から分離した新しい政党で、今回が初めての政権参画なの。主な政策は、病院数の維持や保育園の無償化、移民政策の強化などね。
ボス:ふむ…外交的な内容も入っているようだが、州レベルでどこまで影響力があるのだ?
コネ姉さん:連立協定にウクライナ戦争の外交的解決を図ると明記されているわ。でも、外交は本来連邦政府の役割だから、実質的な影響は少ないかもしれないわね。これは親ロシア的な立場を持つBSWの意向が反映された形ね。
セカくん:一方、チューリンゲン州ではどういう状況なんすか?
コネ姉さん:チューリンゲン州では、CDUがSPDとBSWを加えた3党の少数連立政権を形成しているわ。ただ、議会の過半数には届いていない状況で、選挙では左翼党の協力を得て51票を獲得したわ。
ボス:ふむ…なぜ少数連立になったんだ?安定した政権運営は難しいのではないか?
コネ姉さん:一因は、極右政党のドイツのための選択肢(AfD)が第1党になったことね。CDUはAfDや左翼党との協力を拒否しているため、連立の選択肢が限られていたの。それで、BSWやSPDとの連携が唯一の現実的な方法だったのよ。
セカくん:AfDが第1党でも政権を取れないって、どんな背景があるんすか?
コネ姉さん:AfDは他党から完全に孤立していて、どの党も協力を拒否しているの。だから、選挙でどれだけ議席を取っても、政権には加われないのよ。
ボス:ふむ…どちらの州も、かなり複雑な連立が組まれているようだが、政権運営にはどんな課題があると思う?
コネ姉さん:まず、少数連立のチューリンゲン州は、議会での合意形成が大きな課題ね。一方、ブランデンブルク州は、連立を組むBSWの主張がどこまで影響力を持つかが鍵になるわ。
セカくん:両州とも、連立政権の運営がどうなるか注目っすね!特に、新しい政党のBSWがどんな役割を果たすのか気になるっす!