ジェトロは12月12日、「2024年度 海外進出日系企業実態調査(アフリカ編)」を公表した。アフリカ21カ国に進出する日系企業267社(20カ国、223社より有効回答)に対して、現地での活動実態に関するアンケート調査を2024年9月4~24日に実施し、取りまとめたもの。
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コネ姉さん:ジェトロが12月12日に「2024年度 海外進出日系企業実態調査(アフリカ編)」を発表したわ。アフリカ21カ国に進出する日系企業267社にアンケートを実施した結果ね。
セカくん:おお、アフリカ市場における日本企業の競争相手ってどこが多いんすか?
コネ姉さん:競合について「地場企業」と答えた企業が31.3%で最多よ。国別に見ると、エジプトでは地場企業が46.7%と高く、ナイジェリアやモロッコでは中国企業が目立っているわね。さらにインド企業もナイジェリアで激しい競争相手になっているわ。
ボス:ふむ…アフリカ市場でも中国やインド企業の存在感が強まっているというわけか。しかし市場シェアの動向はどうなっているんだ?
コネ姉さん:2019年比で 市場シェアが増加 したと答えた企業は5割超ね。これは世界各地域と比較しても、南西アジアや中東に続いて高水準よ。
セカくん:じゃあ、アフリカ市場はまだまだ成長のチャンスがあるってことっすね!第三国企業との連携はどうなんすか?
コネ姉さん:パートナー候補としては、「フランス企業」 が最多で、次に「南アフリカ共和国」と「インド」が続いているわ。特に「取引先などのネットワークを活用できる」と答えた企業が7割超と突出した結果よ。
ボス:ふむ…確かに現地のネットワークを活用できれば、ビジネス展開もスムーズになるだろうな。
セカくん:有望なビジネス分野も気になるっす!何が注目されているんすか?
コネ姉さん:最も有望視された分野は「資源・エネルギー」で、特に「太陽光」が最多だったわ。次いで「水素」や「金属資源」が挙げられているわね。さらに、人口増加を背景に 「消費市場」の拡大を期待する声も多く、特に「食品」が注目されているわ。
ボス:ふむ、インフラ需要も高そうだがどうだ?
コネ姉さん:その通り!「インフラ」も有望視されていて、特に「電力」が6割の企業から支持されているわ。
セカくん:アフリカ市場は「資源」「インフラ」「消費市場」と幅広く成長が期待されているんすね。今後注目される国はどこっすか?
コネ姉さん:注目国トップはケニアで、前年と同じ位置よ。南アフリカとナイジェリアの順位が入れ替わって、3位にナイジェリアが浮上。そしてエジプトが8位から4位に大きく上昇したわね。さらにコートジボワールも5位にランクアップよ。
ボス:ふむ…ケニアやナイジェリア、エジプトといった国々は特に成長が見込まれるわけだな。日系企業にとっては今後の展開が鍵になるな。
セカくん:アフリカは競争相手も増えているけど、ビジネスチャンスが広がっているってことっすね!サステナブルなインフラや資源分野にも期待大っす!