金型メーカーなどによる同業組合の日越金型クラブは11月26日、ベトナムのハノイ市内で第11回となる金型技術交流会を開催した。加盟企業や地場の学生など約150人が参加した。日越金型クラブは、ベトナムの金型産業の競争力を高める目的で2013年に立ち上げられた団体で、2024年11月時点、在ベトナム日系企業68社、ベトナム企業23社、その他合弁企業などを含む計113社が加盟している。同団体は、加盟企業の技術向上を目的に交流会を開催してきた。

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セカくん:日越金型クラブの金型技術交流会、面白いっすね!今回は学生も発表に参加したんすか?
コネ姉さん:そうなのよ。ハノイ工科大学やリー・タイ・トー短期大学の学生が課題設計に取り組み、その成果を発表したの。ハノイ工科大学プラスチック金型実験室のチームがグランプリを受賞したわ。
ボス:ふむ…学生に発表の場を設けるとは、育成にも力を入れているんだな。これはベトナムの金型産業にどう影響するんだ?
コネ姉さん:学生が実践的なスキルを磨ける機会になるから、将来の産業競争力を高める土台作りになるわ。日系企業も彼らを採用することで、現地の優秀な人材を取り込めるの。
セカくん:後半の「DX・AIを用いた金型製造」のセッションも気になります!具体的にはどんな技術が紹介されたんすか?
コネ姉さん:例えば、AIによる異常検知や、熟練技術の数値化、工程管理の自動化などが紹介されたわ。これらは金型製造の効率化と精度向上につながるの。
ボス:なるほど…ベトナムの日系企業の現地調達率が36.6%にとどまるというが、こうした取り組みで改善されるのか?
コネ姉さん:その可能性は大いにあるわ。現地での技術力が高まれば、日系企業もより多くの部品を現地から調達できるようになるし、コスト削減や供給チェーンの安定化にもつながるわね。
セカくん:学生の参加もDXの取り組みも、未来を見据えた動きっすね!これでベトナムの金型産業がさらに発展していくといいっす。
ボス:確かに、日本とベトナムの協力が両国にとってプラスになるということだな。今後もこうした取り組みに注目だな。