米国労働省が9月11日に発表した8月の消費者物価指数(CPI)の上昇率は前年同月比2.5%(前月2.9%上昇)と大きく鈍化した。他方、変動の大きいエネルギーと食料品を除いたコア指数は同3.2%上昇で、前月と同じ伸び率だった。前月比では、CPIは0.2%上昇(前月0.2%上昇)、コア指数は0.3%上昇(前月0.2%上昇)だった。
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コネ姉さん: 米国労働省が発表した8月の消費者物価指数(CPI)の上昇率は前年同月比で2.5%と、前月の2.9%から大きく鈍化したわね。一方で、エネルギーと食料品を除いたコア指数は3.2%で、前月と同じ伸び率だったわ。エネルギー価格の低下がCPIの低下を主導している一方で、住居費などの項目がコア指数の伸びを押し上げているみたい。
セカくん: そうなんだ!エネルギーが4.0%も低下しているのに対して、住居費の伸びはわずかに加速してるんだね。賃料は少し鈍化したけど、帰属家賃は5.4%に加速したみたいだし、住居費は相変わらずインフレの足かせになっているんだね。
ボス: ふむ…コア指数の低下が足踏み状態で、特に住居費の変動が注目されるな。FRBが9月から利下げを開始するとの予測が強いようだが、利下げ幅は25ベーシスポイントにとどまるかもしれんということだな。
コネ姉さん: そうですね。8月の雇用統計でも賃金の伸びがやや上昇していることから、インフレの低下ペースにはまだ不透明な部分があるのよ。ブルームバーグエコノミクスの指摘によれば、企業がコスト削減のためにレイオフに頼る可能性も示唆されていて、今後の経済動向に影響を及ぼすかもしれないわ。
セカくん: なるほど、物価は下がってるけど、企業がコスト削減に苦労しているから、雇用や実質賃金への影響も出てくる可能性があるんだね。インフレの低下だけでなく、その内容にも注目が必要なんだね!
ボス: まあ、インフレが低下するのは良いことだが、その背景にある要因を見極めることが重要だ。商品価格が下がっても、輸送費や他のコストが上がっているならば、企業にとっても消費者にとっても簡単な状況ではない。
コネ姉さん: その通りですわね。今後のFRBの動きや経済の各指標の変動にも注意を払う必要がありますわ。これでセッションは終了です。