米国商務省は8月16日、米国の半導体メーカーのテキサス・インスツルメンツ(TI)に対し、CHIPSおよび科学法(CHIPSプラス法)に基づいて、最大16億ドルを助成することで、同社と予備的覚書(PMT)を締結したと発表した。助成対象は同社のテキサス州とユタ州の半導体製造施設の新設プロジェクトで、同社の投資額は2030年までに180億ドル以上に及ぶ。

                  
                          
            
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セカくん 米国商務省がテキサス・インスツルメンツ(TI)に最大16億ドルを助成することで、予備的覚書を締結したんすね!これって、CHIPSプラス法に基づく助成なんすよね?
コネ姉さん そうですわ。CHIPSプラス法は、米国内の半導体産業を強化するために制定された法律で、TIに対する今回の助成はその一環ですわ。具体的には、テキサス州とユタ州に新しい半導体製造施設を設置するプロジェクトが対象で、商務省は最大16億ドルの助成に加え、約30億ドルの融資も行います。また、TIは最大25%の税額控除も申請予定です。
ボス ふむ、現世代および成熟ノード半導体の製造能力を強化することが目的ということか。これが米国の経済や安全保障にどう影響するんだ?
コネ姉さん そうですね、成熟ノード半導体は自動車や産業機械、家電製品など幅広い分野で使われている重要な部品です。この製造能力を国内で強化することで、供給の安定性を確保し、インフレを抑制するとともに、サプライチェーンの安全性を高めることができます。また、テキサス州とユタ州で数千の雇用が創出される点も大きなメリットですわ。
セカくん TIが新設する施設の生産能力もすごいっすね!テキサス州では1日1億枚以上、ユタ州では数千万枚の半導体を生産するんすか?
コネ姉さん その通りですわ。テキサス州シャーマンでは65~130ナノメートル(nm)の半導体を、ユタ州リーハイでは28~65nmの半導体を生産する予定です。これらの半導体は最先端技術ではありませんが、日常的な製品に広く使用されている重要な技術です。この規模の生産が可能になれば、国内需要をしっかりと支えることができますわね。
ボス ふむ、CHIPSプラス法による助成は今回で17社目ということだが、他にも多くの企業が恩恵を受けているようだな。これが全体として米国の半導体産業をどこまで押し上げるかが鍵だな。
コネ姉さん そうですね。CHIPSプラス法に基づく助成金の総額は約330億ドルに達していて、これは米国の半導体製造基盤を強化するための大規模な取り組みですわ。この政策が成功すれば、米国は半導体産業において国際競争力をさらに高めることができるでしょう。
セカくん 米国の半導体産業がこれからどう成長していくか、注目っすね!TIのプロジェクトも、その一端を担う重要なものっす。