オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は6月18日、政策金利を4.35%に据え置くと発表した。2023年12月以降、5会合連続での据え置きとなった。
RBAのミシェル・ブロック総裁は据え置き決定の背景について、インフレ率(前年同期比)は2022年のピーク時より下落したものの、直近のインフレ率の低下ペースが鈍化しており、RBAの目標圏内(2~3%)を上回る高い水準が続いている。
RBAのミシェル・ブロック総裁は据え置き決定の背景について、インフレ率(前年同期比)は2022年のピーク時より下落したものの、直近のインフレ率の低下ペースが鈍化しており、RBAの目標圏内(2~3%)を上回る高い水準が続いている。
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セカくん: オーストラリア準備銀行が政策金利を据え置いたって聞いたんですけど、これはどういう背景があるんですか?
コネ姉さん: そうね。RBAは6月18日に政策金利を4.35%に据え置くと発表したわ。これは2023年12月以降、5会合連続での据え置きとなるのよ。背景には、インフレ率が2022年のピーク時より下落したものの、直近のインフレ率の低下ペースが鈍化していることがあるの。
ボス: ふむ…インフレ率はどのくらいなんだ?
コネ姉さん: 直近のインフレ率は4月に前年同月比で3.6%上昇しているわ。果物や野菜、自動車燃料、休暇旅行を除くと、4.1%の上昇で、2023年12月からほぼ同じ水準で推移しているの。
セカくん: 国内経済の見通しはどうなんですか?
コネ姉さん: ブロック総裁によると、国内経済の見通しは極めて不確実性が高く、インフレ率を目標圏内(2~3%)に戻すプロセスは順調には進まない可能性があるとのことよ。GDP成長率の鈍化や失業率の上昇、賃金上昇の緩やかさが見られる一方、インフレ率は上振れリスクが残っているわ。
ボス: 政府の対策はどうなんだ?
コネ姉さん: 政府による電気料金の払い戻し策は一時的に総合インフレ率を抑制するけれど、2024年度連邦予算案で提示された所得税減税などの生活費高騰対策が国内需要に影響を与える可能性があるわ。RBAは、今後はインフレ率の低下と所得税減税に助けられ、実質可処分所得は2024年後半には伸びると予想しているの。
セカくん: 住宅価格の影響はどうですか?
コネ姉さん: 住宅価格の上昇により、国民の資産価値が増加することが予想されるわ。これにより、2025年には消費の拡大が見込まれているの。でも、民間消費の回復が予想以上に遅れるリスクもあって、生産が伸び悩み、労働市場が悪化する可能性もあるの。
ボス: なるほど、全体としては経済が不確実性の高い状況にあるわけだな。
コネ姉さん: その通りね。RBAは経済の不確実性を考慮しつつ、慎重に政策を運用しているわ。これからの動向を注視する必要があるわね。
セカくん: 僕もオーストラリア経済の動向に注目していきます!