海外企業向けの価格表を作成する #セカイコネクトアカデミー 3-3
これまでメールのテンプレートや営業資料の作成について学んできましたが、必要資料に関わる投稿の最後に、価格表の作成について取り上げていきます。
日本企業とはもちろんですが、海外企業との取引となるとさらに重要度が増す価格表について、みなさんは抑えるべきポイントをどこまでご存知でしょうか?
本投稿を通して、作成したことがある方もない方も、改めて価格表の基本を確認していただけると幸いです。
前回の投稿をまだご覧になっていない方は、ぜひ下のリンクからチェックしてみてください!
価格表とは
価格表には、以下のような項目が記載されています。
・商品名
・卸し価格
・MOQ(最低発注数量)
・発注単位
・外箱情報
実際に価格表のテンプレートを見ながら確認していきましょう。
ブランドネーム・写真・商品名
左から順に見ていきます。
まずはブランド名、写真、商品名を記載します。
ボリューム
商品の内容量です。このテンプレートでは、シャンプーの450mlという容量が書かれています。
JANコード
商品を識別するバーコードです。
絶対ではありませんが、あった方が便利だとされています。
FOB価格
船積みをされた状態での費用を指しています。
港までの国内送料や、コンテナに積み込む際のバンニング費用、輸出通関料なども込みで、10万円程度だと捉えていただければ良いです。
混同しやすいCIFなどの違いについては以下の記事で詳しく解説していますので、必要があればご覧ください。
MOQ
Minimum Order Quantityの略称で、最低発注数量を表しています。
この値が小さければ小さいほど海外企業にとって取引しやすくなるため、1個からがベストです。
単位
その名の通り、商品の数え方の単位です。
外箱情報
輸送する際に商品やその外箱のサイズがわかっていれば、輸送コストが見積もりやすくなります。
タテ・ヨコ・高さ・重さなど記載しましょう。
価格表の活用方法
以上の価格表の情報をベースに価格交渉を行っていきます。
例えばいきなりベストプライスを提示する企業もあれば、若干高い価格を提示する企業もあったりと、各企業の営業戦術によって異なってきます。
我々の経験上、ある程度ベストプライスの方がスムーズに取引しやすいですが、みなさんの方針に適した交渉方法で臨みましょう。
次回からは、こうした取引を行うにあたって手に入れておきたい海外情報の収集方法について取り上げていきます。
「こんな情報が欲しいけどなかなか見つからない…」とお悩みの方は、ぜひご覧ください!
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