米国通商代表部(USTR)は11月6日、1974年通商法301条に基づく入港料金措置などの適用を11月10日から1年間停止する修正案を発表した。11月6~7日にパブリックコメントを受け付けた上で、11月10日までに正式に決定し、発表するとみられる。


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セカくん:
米国の入港料金が1年間停止されるって、これって日本の自動車輸出にも関係あるっすよね?影響軽減ってことはビジネス的にありがたい話っす!
コネ姉さん:
そうね、米国外で建造された全ての自動車運搬船が対象だから、日本製の船も含まれていたの。でも今回の停止で、日本企業も一息つける状況になったわね。
ボス:
ふむ…でもなぜこんな措置を始めたんだ?そもそも中国に対して厳しくする理由ってなんなんだ?
コネ姉さん:
背景には中国の物流・造船業の国家支援政策があるのよ。アメリカはそれを不公正と見て、通商法301条を使って対抗してたの。でも米中首脳会談で緊張を緩和する方向に動いたのが今回の停止理由ですわ。
セカくん:
フェンタニル関税とか、関税の引き下げもあったって書いてありましたね。これって米中間での合意の一部ってことっすか?
コネ姉さん:
その通り。フェンタニルなどの違法薬物対策も含めて、包括的な貿易・安全保障パッケージの一環なのよ。関税だけでなく、輸出管理の緩和なども進めているの。
ボス:
でも1年だけの停止ってことは、また元に戻るかもしれないってことか?なんか安心できんような気もするな。
コネ姉さん:
ええ、あくまで「一時的な停止」だから、今後の米中関係次第では再開される可能性も高いの。企業としては中長期的リスクも見据える必要があるわね。
セカくん:
となると、企業はこの1年で何を準備するべきなんすか?特に日本の自動車関連企業は!
コネ姉さん:
代替輸送ルートの確保や、建造地の分散戦略、輸送コストの見直しなど、ロジスティクス全体の再設計が急務ですわね。地政学リスク対応の見直しタイミングとも言えますわ。
ボス:
うちみたいな中小企業には、そんな大がかりな対策は難しいな。なにか現実的な手立てはあるのか?
コネ姉さん:
業界団体を通じた情報共有や共同交渉、物流企業との連携強化が効果的かもしれませんわ。単独で動くよりも、まとまって対応することで影響を抑えられるケースもありますのよ。
セカくん:
なるほど~!今はチャンスだけど、同時に戦略的な動きも必要な時期ってことっすね!経済安全保障の観点も忘れちゃいけないっすね!
コネ姉さん:
その通り。一時的な恩恵に甘えず、将来の規制再開に備えて、柔軟で強靭なサプライチェーン構築を進めることが、今後の鍵になりますわよ。