米国のトランプ政権は10月26日、マレーシア、カンボジア、ベトナム、タイの東南アジア4カ国との通商協議の進展を発表した。マレーシアおよびカンボジアとはそれぞれ通商協定で合意し(Agreement)、今後は発効に向けた国内手続きを進める。ベトナムおよびタイとはそれぞれ枠組み合意に至り(Framework for an Agreement)、今後も最終合意を目指して協議を継続する。


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コネ姉さん:トランプ政権が東南アジア4カ国との通商協議を前進させたんですのね。マレーシアとカンボジアは正式合意、ベトナムとタイは枠組み合意段階ですわ。経済安全保障を含めた包括連携が特徴ですの。
セカくん:すごいっす!関税だけじゃなくて、輸出管理や制裁まで入ってるって、もうEPA級の内容っすね!
ボス:ふむ…協定というより、アメリカ主導の経済圏づくりというわけか。中国を意識してるのは明らかだな。
コネ姉さん:その通りですわ。特に「迂回輸出防止」や「第三国企業の監視」は、中国経由の輸出規制回避を封じる狙いが見えますの。
セカくん:マレーシアとタイとは「重要鉱物」分野でも協力覚書を結んだってありましたね。EVや半導体のサプライチェーン強化につながりそうっす!
ボス:鉱物資源を押さえるのは、経済安全保障の基本だな。アメリカは着々と布石を打ってるというわけだ。
コネ姉さん:ええ、特にレアアースやリチウムなど、クリーンエネルギー産業の戦略物資が焦点ですの。ASEAN連携を通じて中国依存を下げる構想ですわ。
セカくん:各国がアメリカ製の航空機やLNGを購入する内容もあるって…貿易だけじゃなくエネルギー外交でも動いてますね!
ボス:ふむ、これじゃあ通商協定というよりも「経済包囲網」だな。東南アジアも立ち位置が難しくなりそうだ。
コネ姉さん:確かにですが、各国にとっては米市場アクセス拡大のチャンスですの。関税削減と非関税障壁撤廃で輸出促進が見込めますわ。
セカくん:つまり“リスク分散型サプライチェーン”の一環っすね!アジアの製造ネットワークが再構築されそう!
ボス:アメリカは強硬に見えて、実は経済安全保障を外交カードにしているわけか。したたかだな。
コネ姉さん:はい、デジタル貿易や知財保護も含めた多層的な戦略ですの。国際秩序を自国ルールで再設計しているとも言えますわ。
セカくん:これ、TPPやIPEFとは別路線っすよね?二重構造になってて興味深いっす!
ボス:ふむ…アジアをめぐる新しい通商地図。経済と地政が一体化してきたというわけだな。