和歌山で経済安全保障セミナーが初開催、米中動向と日本企業への影響について解説

和歌山で経済安全保障セミナーが初開催、米中動向と日本企業への影響について解説

ジェトロ和歌山は8月29日、経済産業省、和歌山県と共催で「グローバルリスクに備える!経済安全保障と技術管理の最前線」セミナーを開催した。ジェトロ調査部アジア大洋州課から藤江秀樹課長、経済産業省経済安全保障局技術調査・流出対策室から吉富楓雅係長を講師に迎え、地域の企業関係者など約10人が参加した。

引用元 JETRO:ビジネス短信

セカくん
すごいセミナーっすね!でも「経済安全保障」って、なんで最近そんなに注目されてるんすか?

コネ姉さん
それはね、地政学リスクや米中の対立が激化していて、企業がサプライチェーンをどう守るかが経営課題になってるからですわよ。特に「戦略品目」の動きは要注目ね。

ボス
ふむ…その「戦略品目」ってのは何だ?武器か?危なそうだな。

コネ姉さん
武器も含むけど、それだけじゃないの。化学品や電気機器、光学機器、輸送機器まで幅広い分野が含まれているのよ。つまりハイテク製品全般ですわね。

セカくん
米中間の貿易が減ってるって話だけど、日本企業への影響って実際どうなんすか?

コネ姉さん
米中が輸出入制限を強化すると、その中間にいる日本企業も巻き込まれるリスクがあるの。例えば、取引停止や輸出規制が突然発動されるかもしれないってことね。

ボス
なるほどな…アメリカの「EAR」とか、中国の「反外国制裁法」ってのも、それに関係してるわけか。

コネ姉さん
その通りですわ。EARはアメリカ製品や技術の輸出を制限するルールで、中国の法律は逆に外国の制裁に対抗するためのもの。両方がぶつかると、企業は対応に追われるのよ。

セカくん
吉富係長の話で出た「技術流出」って、そんなに深刻なんすか?普通の企業にも関係あるんすかね?

コネ姉さん
もちろんですわ。今や民生技術が軍事に転用される「デュアルユース」時代。AIや半導体、通信技術など、企業が持つ知見が海外で軍事転用される可能性もあるのよ。

ボス
ふむ…GPSみたいに、軍事から民間じゃなく、逆に民間から軍事ってのが増えてるってことか。

コネ姉さん
ええ、今はその流れが強いのよ。だから企業は、自社の技術がどう使われるかを常に意識して管理する必要があるの。

セカくん
認証制度って話も出てたけど、中小企業でも取得できるって本当なんすか?

コネ姉さん
本当ですわよ。専門家派遣や無償支援制度もあるから、制度のハードルは下がってるの。むしろ早いうちに取り組む方がリスク対策として有利ね。

ボス
なるほどな…うちの会社でも技術管理、見直した方がいいかもしれん。そんな時代ってわけだ。

コネ姉さん
まさにそうですわ。「経済安全保障」はもう大企業だけの課題じゃなく、地域の企業にも関係する重要テーマ。情報を早くキャッチして、備えが必要ですわね。

セカイコネクトアカデミーオンライン

記事を”読む”

米バージニア州連邦下院選、民主党候補が快勝

米バージニア州連邦下院選、民主党候補が快勝

米国バージニア(VA)州の連邦下院選挙(11区)が9月9日に行われ、民主党のジェームス・ウォーキンショー氏(前任のジェリー・コノリー氏の元首席補佐官)が共和党のスチュワート・ウィトソン氏(ロビイスト)と対戦し、7割を超え […]