米国のトランプ政権の通商政策も追い風となり、オーストラリア産牛肉の輸出が拡大している。オーストラリア産牛肉の主要な輸出先は米国、中国、日本、韓国だが、近年はそのうち米国、中国向けが牽引し、2024/2025年度(2024年7月~2025年6月)の牛肉輸出量は史上最高値となる144万4377トン(前年同期比19.8%)を記録した。


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コネ姉さん
オーストラリア産牛肉の2024/25年度輸出量が144万トン超で過去最高ですわ。米国と中国向けが特に伸びましたの。
セカくん
米国は相互関税10%なのに需要落ちないんすね?
コネ姉さん
ええ、米ドル高・豪ドル安や、競合のNZ産減産が追い風になってますわ。
ボス
ふむ…中国向けは米中摩擦で米国産からシフトしたのか。
コネ姉さん
その通りですわ。貿易摩擦がオーストラリア産の市場シェア拡大につながりましたの。
セカくん
7月の米関税見直しで、NZは15%、ブラジルは50%になったって有利すぎっすね!
コネ姉さん
米国市場での競争力は今後さらに高まりますわ。
ボス
カナダやメキシコはどうなんだ?
コネ姉さん
USMCAで追加関税免除ですが、高価格帯中心なので豪州の低価格赤身肉とは競合が少ないですわ。
セカくん
つまり加工用ミンチ市場では豪州がほぼ独壇場ってことっすね?
コネ姉さん
まさに。低価格・安定供給で強みを発揮してますわ。
ボス
市場多角化も進めているようだな。
コネ姉さん
ええ、インドネシアや中東などへの輸出も増加中でリスク分散が進んでますわよ。
セカくん
オーストラリアってサステナビリティ面の評価も高いんすか?
コネ姉さん
その点も評価されてますわ。放牧中心で環境負荷が比較的低いのが特徴ですの。
ボス
なるほど…ただ天候リスクもあるんじゃないか?
コネ姉さん
確かに干ばつの影響は大きいですわ。でも近年は安定供給へ向けた管理が進んでいますの。
セカくん
てことは、今後も価格競争力と安定供給のバランスがカギになるってことっすね!
コネ姉さん
その通り。為替動向や輸出先の政治情勢も注視すべきですわね。
ボス
ふむ…豪州にとっては米中の対立がむしろチャンスというわけだ。
コネ姉さん
そうですわ。政治的リスクを逆手に取ってシェア拡大を狙う動きが続いてますの。
セカくん
この流れ、外食業界にも影響出そうっすね?
コネ姉さん
ええ、特にアメリカではファストフード業界で豪州産の使用が増加中ですわ。
ボス
つまり品質より価格優先の分野で強いということか。
コネ姉さん
そうですの。コストパフォーマンスが評価されている証拠ですわね。
セカくん
じゃあ日本市場ではどうなんすか?
コネ姉さん
日本向け輸出も堅調ですが、国内畜産との兼ね合いがあるため慎重な展開ですわ。
ボス
なるほどな…やはりグローバルな視点が必要だな。
コネ姉さん
まさに。市場多様化と戦略的輸出が今後のカギになりますわね。