再生可能燃料や石油精製製品を供給するパー・パシフィック(本社:テキサス州ヒューストン)と、三菱商事、ENEOSは7月22日、パー・パシフィックが米国ハワイ州に保有する製油所で、再生可能燃料を生産する合弁会社ハワイ・リニューアブルズを設立する正式契約を締結したことを発表した。


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コネ姉さん:
三菱商事とENEOSが、米パー・パシフィックと再生可能燃料の合弁会社を設立!場所はハワイで、年間約6,100万ガロンのSAFや再生可能ディーゼルを生産予定ですわよ。
セカくん:
うわー!ハワイって観光地のイメージだけど、再生可能燃料の拠点にもなるんすね!航空燃料も作るってことは、空港も巻き込む感じっすか?
コネ姉さん:
そうね。特にSAF(持続可能な航空燃料)はハワイの航空・旅行産業の脱炭素化に直結するわ。最大60%をSAFに振り分け可能な設計なのも柔軟性が高いわね。
ボス:
ふむ…でも、再生可能燃料って、コストが高いんじゃないか?ちゃんと採算が取れるのか気になるぞ。
コネ姉さん:
確かに従来よりコストは高いけれど、クリーン燃料生産クレジット(IRC 45Z)の延長やRFSの混合基準強化があって、今は事業として追い風なのよ。
セカくん:
RFSってあのバイオ燃料混合義務っすよね?制度が強化されると、SAFや再生可能ディーゼルの需要が伸びるってことっすか?
コネ姉さん:
そのとおり。EPAの混合基準案(2026~2027)が過去最高レベルになりそうだから、RDや再生可能ナフサの市場価値も上がる可能性があるわ。
ボス:
なるほど…政府の支援があるうちはビジネスになるかもしれんな。でも将来的にはどうなんだ?
コネ姉さん:
だからこそ、今回のように既存インフラを活用した改修型の投資がポイントなの。コスト抑制とスピード展開ができる戦略的な動きね。
セカくん:
三菱商事とENEOSの出資比率ってどうなってるんすか?36.5%だけって意外に少ないような…
コネ姉さん:
アロヒ・リニューアブル・エナジーとしての出資で、1億ドル投資で36.5%取得ね。主導はパー・パシフィックだけど、日系企業が重要ポジションを押さえてる形よ。
ボス:
ふむ…ハワイなら日本との距離も近いし、日米の再エネ協力のモデルケースになるかもしれんな。
セカくん:
うちの業界も将来こういう低炭素燃料連携に参画できたら熱いっすね!国内だけじゃなく、海外も視野に入れないと!
コネ姉さん:
まさにその視点が大事ね。特に脱炭素×インフラ×物流の三位一体型モデルは、今後のグローバル事業の鍵になるですわ。
ボス:
ふむ…燃料は変わっても、供給網や運輸は残る。技術と地政学、両方を読む力が問われる時代になったな。