インド政府、電気・電子部品企業への約2,292億ルピーの補助金制度を承認
インド政府は3月28日、電気・電子分野で「自立したインド」を達成するため、同部品生産にかかる投資に対して、合計2,291億9,000万ルピー(約3,896億2,300万円、1ルピー=約1.7円)の補助金制度を承認した。
同制度では、対象を地場の製造業に限定し、国内での付加価値(DVA)向上とグローバルバリューチェーンにインド企業が組み込まれることを目標としている。
引用元 JETRO:ビジネス短信


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セカくん:おおっ、インドが電気・電子部品に本格的な補助金制度っすか!しかも「地場限定」って、国産化を一気に進める感じっすね?
コネ姉さん:その通りですわ。これは「自立したインド(Atmanirbhar Bharat)」構想の一環で、輸入依存から脱却して、インドを世界の製造ハブにする狙いですの。
ボス:ふむ…しかし補助金の規模がすごいな。日本円で約3,900億って、雇用も9万人超えるのか?
コネ姉さん:ええ、政府は約4兆5,000億ルピーの経済効果を見込んでいるの。DVA(国内付加価値)向上が鍵ですわね。
セカくん:DVAってことは、ただ組み立てるだけじゃなくて、部品の製造や設計まで国内でやるってことっすよね?これ、日本企業にとってはどう関係するんすか?
コネ姉さん:日本企業にとっては、現地サプライヤーとの協業や、部品生産の現地化支援がビジネスチャンスになりますわ。特に電子部品や製造装置の技術提供は有望ね。
ボス:インドって昔は製造よりITってイメージだったが、最近はハードにも本腰ってことか?
コネ姉さん:まさに。政府は「インド半導体ミッション」も推進していて、設計からパッケージングまで一貫して国内で完結できる体制づくりを進めていますの。
セカくん:PLI制度って前から聞いてたけど、今度は部品側にも補助が来たってことっすね?部品がなきゃ製品も作れないし、順番として自然っすね!
コネ姉さん:その通り。今までは完成品生産に重点がありましたが、今回の施策でサプライチェーン全体を底上げする方向に舵を切ったのですわ。
ボス:でも補助金は「雇用目標の達成」が条件ってあるな。単なる投資じゃなく、ちゃんと雇用も生むってことが大事なんだな。
コネ姉さん:ええ、持続可能な成長を意識してるの。インドは人口が多く、雇用創出が政策の中核にあるのですわ。
セカくん:電子部品の現地化って、サプライチェーンの安定にもつながるっすよね?脱中国の流れとも相性よさそう!
コネ姉さん:確かに、中国依存からの脱却を考えている企業にとって、インドの存在感はますます高まっていくはずですわ。
ボス:ふむ…これはもう、インド市場は「見るだけ」じゃなく「組み込む」時代というわけだな。日本企業も準備が必要だな。