中国の国務院関税税則委員会は3月8日、カナダ政府が2024年10月1日から中国製電気自動車(EV)の輸入に100%の追加関税を課し、2024年10月22日から中国製の鉄鋼、アルミニウム製品の輸入に25%の追加関税を課したことを受け、カナダ産の一部輸入品に追加関税を賦課する措置を発表した。同措置は2025年3月20日から実施する。


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コネ姉さん: 中国がカナダ産の一部輸入品に追加関税を課すと発表しましたわね。これはカナダが中国製EVに100%、鉄鋼・アルミ製品に25%の追加関税を課したことへの報復措置ですわ。
セカくん: 100%の追加関税ってすごいっすね!EVにそんな高い関税をかけたら、カナダで中国製EVは売れなくなりそうっすけど、中国はどんな品目に報復関税をかけるんすか?
コネ姉さん: 追加関税の対象は72品目ですわ。特に、菜種油かすや乾燥えんどう豆、ロブスター、冷凍豚くず肉など、カナダの主要輸出品が含まれていますわね。
ボス: ふむ…カナダの農産物や水産物が狙われたわけか。輸入額の規模はどれくらいなんだ?
コネ姉さん: 2024年のカナダから中国への輸入総額は466億ドルですが、今回の対象品目の輸入額は26億ドルで、全体の5.6%にあたりますわ。規模としては、中国が今年アメリカに課した追加関税より小さいですわね。
セカくん: なるほどっす。でも、中国にとってカナダは大きな貿易相手国なんすか?
コネ姉さん: 中国の全輸入額(2024年で2兆5,871億ドル)のうち、カナダ産の対象品目は0.1%しか占めていませんの。だから、中国にとっては大きな影響はないですわね。
ボス: ふむ…となると、影響が大きいのはカナダ側か。特にロブスターや豚肉の輸出業者には痛手になりそうだな。
コネ姉さん: そうですわね。例えば、中国が輸入するロブスターのうち、79%がカナダ産ですのよ。追加関税で中国市場での価格が上がれば、カナダの漁業関係者には大きな打撃になるでしょうね。
セカくん: でも、中国もカナダから輸入してるってことは、代わりの供給先を探さないといけないっすよね?
コネ姉さん: ええ、例えばロブスターならアメリカやオーストラリア、豚肉ならヨーロッパやブラジルからの輸入を増やす可能性がありますわね。
ボス: ふむ…つまり、中国は痛みを最小限にしつつ、カナダに圧力をかける戦略ってことか。しかし、これでカナダが中国への関税を見直す可能性はあるのか?
コネ姉さん: そこがポイントですわね。カナダ政府がどれだけこの報復関税を重く見るか次第ですわ。ただ、欧米諸国は中国の貿易政策を警戒しているので、簡単に譲歩はしないかもしれませんわ。
セカくん: なるほどっす!米中の貿易摩擦に続いて、中国とカナダの関係も緊張しそうっすね。今後の展開が気になるっす!