カナダ統計局が8月30日に発表した2024年第2四半期(4~6月)の実質GDP成長率は前期比年率2.1%で、3四半期連続のプラス成長となった。2024年第1四半期(1~3月)の成長率は、5月発表の1.7%から1.8%に上方修正された。

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コネ姉さん: カナダの2024年第2四半期の実質GDP成長率は、前期比年率2.1%で3四半期連続のプラス成長を記録しましたわね!前期の成長率も1.8%に上方修正されています。これでカナダ経済は一息ついたようですが、成長の背景にはいくつかの要因があります。
セカくん: へえ、成長率がプラスになるって良いニュースだよね!でも、どうして成長したのか、何がポイントだったんだろう?
ボス: ふむ…政府支出と企業の土木構造物・機械設備投資、そして家計のサービス支出が成長を支えたようだな。特に、公務員給与支出が増加したことと、航空機や船舶の輸入増加が大きな要因だ。
コネ姉さん: そうですね。企業の投資増加は、経済成長にとって大事なエンジンですからね。ですが、家計支出は住宅の賃貸料や食費、電気代の増加が目立った一方、新車への支出は減少しており、成長の勢いが鈍化しているようですわ。
セカくん: なるほど、支出が増えてる部分もあるけど、新車の支出が減ったりしてるんだね。家計もいろいろ大変そうだけど、住宅投資も落ち込んでるみたい?
ボス: そうだ。特にオンタリオ州での一戸建て住宅とアパートメントの工事が減少したため、住宅投資が1.9%減少している。これは2023年第1四半期以来の大幅な落ち込みだ。
コネ姉さん: 輸出も減少していますね。未加工の金や銀、乗用車・小型トラック、石油精製エネルギー製品の輸出が減少しましたが、原油とビチューメンの輸出増加がその減少幅を一部相殺した形ですわ。
セカくん: 輸出も大変だね…。でも、カナダって原油の輸出が多い国だよね?その分はプラスになってるってことかな?
ボス: その通りだ。原油の輸出増加はカナダ経済にとって重要な支えとなっている。だが、他の製品の輸出減少もあるから、バランスをどう取るかが今後の課題になるだろう。
コネ姉さん: さらに、モントリオール銀行のチーフエコノミストであるダグラス・ポーター氏も、第2四半期の成長は政府支出に大きく依存していると指摘していますね。そして、1人当たりの名目GDPで見ると依然として低下しているとも述べていますわ。
セカくん: 経済全体としては成長してるけど、1人当たりで見ると厳しい状況ってことか…。利下げも予想されてるみたいだけど、これでどうなるんだろう?
ボス: 次回の中央銀行の政策金利発表が9月4日に予定されているが、3回連続の25ベーシスポイントの利下げが予想されている。利下げが経済に与える影響も注目だな。
コネ姉さん: その通りですわね。利下げが消費や投資を刺激する一方で、物価上昇や資産価格の過熱にもつながる可能性がありますから、慎重な対応が求められますね。
セカくん: 僕もこれからもっと経済について勉強して、こういうニュースをもっと理解できるようになりたいっす!