米ロサンゼルス港の7月の貨物取扱量は過去最高に、紅海のリスク回避や西海岸へのシフトが背景

米ロサンゼルス港の7月の貨物取扱量は過去最高に、紅海のリスク回避や西海岸へのシフトが背景

米国のロサンゼルス港は8月13日、7月の貨物取扱量を発表した。7月の貨物取扱量は93万9,600TEU(1TEUは20フィートコンテナ換算)で、前年同月より37%増加した。同港の貨物取扱量は、大きな混雑が見られた2022年7月に過去最高を記録したが、今回はこれを上回り、同港116年の歴史の中で7月としての取扱量の記録を更新した。

引用元 JETRO:ビジネス短信

コネ姉さん:ロサンゼルス港が8月13日に発表した7月の貨物取扱量が過去最高を更新したのよ。7月の取扱量は93万9,600TEUで、前年同月から37%も増加しているわ。2024年の1月から7月の期間も、前年同期比で18%増加していて、かなりの勢いで取扱量が増えているみたいよ。

セカくん:すごいっすね!でも、どうしてこんなに取扱量が増えたんすか?何か特別な理由があるんすか?

コネ姉さん:ロサンゼルス港のジーン・セロカ事務局長によると、取扱量の増加の一因は年末のホリデー商品が例年より早めに港に到着していることなんだって。これによってピークシーズンが早まったのが大きな要因ね。また、紅海に関わるリスクや、米東海岸の港湾労働者のストライキの可能性もあって、荷主が西海岸に貨物をシフトしていることも影響しているわ。

ボス:ふむ…物流のリスクを回避するために、荷主が早めに動いているということか。だが、それが一時的なものなのか、今後も続くのかが気になるな。

コネ姉さん:確かに、セロカ氏も7月のピークが一時的なものか、それとも今後も続くかは経済状況次第だと述べているわね。また、物流の専門家も、スエズ運河の状況や米東海岸でのストライキの影響を注視しているけど、深刻な影響はないだろうと見ているわ。

セカくん:なるほど、物流全体が改善しているから、大きな混乱は避けられそうなんすね。でも、海上輸送料金はどうなるんすか?最近はどうなんすかね?

コネ姉さん:海上輸送料金は、ここ数カ月で高騰していたけど、7月をピークにして最近は低下傾向にあるわ。この動きは紅海の状況次第で変わるかもしれないけど、今のところ落ち着いてきているみたいね。

ボス:ふむ、物流の改善が進んでいるというのは良いことだな。今後もこの勢いが続くのか、引き続き見守る必要があるな。

セカくん:そうですね!ロサンゼルス港の動向がこれからどう変わっていくのか、興味深いっすね!

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