シンガポール財務省管轄下の政府系投資ファンドのテマセク・ホールディングスは7月9日に発表した2024年3月期の年次報告書で、同社の投資ポートフォリオの対象地域として、中国の割合が19%と、2023年の22%から縮小したことを明らかにした。一方、インドや欧米の投資を拡大した。日本への投資も拡大するとしている。

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コネ姉さん: 「シンガポールのテマセク・ホールディングスが2024年3月期の年次報告書を発表しました。中国への投資割合が19%に縮小した一方で、インドや欧米、日本への投資を拡大しているんです。」
セカくん: 「すごい!テマセクはどうして中国への投資を減らしたんですか?」
コネ姉さん: 「テマセクのチア・ソンヒー副CEOによると、関税紛争などの影響を受けやすい輸出依存型の企業よりも、国内需要の恩恵を受ける企業に注力する方針なんです。」
ボス: 「ふむ…インドや欧米への投資が増えた理由は何なんだ?」
コネ姉さん: 「インド経済がインフラ整備や民間消費の成長に牽引されていると見込んでいるからです。また、欧米への投資割合は2014年の18%から2024年には35%に拡大しています。」
セカくん: 「日本への投資も増えているみたいですね。具体的にはどんな動きがあるんですか?」
コネ姉さん: 「テマセクのベンチャーキャピタル子会社であるバーテックス・ホールディングスが、日本のスタートアップに投資する総額100億円のファンドを設立しました。日本への投資割合もゼロから約1%へと拡大しています。」
ボス: 「まあ、仕方ないな。シンガポールへの投資割合が縮小しているのはどうしてなんだ?」
コネ姉さん: 「シンガポール国内への投資割合は2004年には52%だったのが、2024年には27%に縮小しました。これは、テマセクが海外市場での投資を拡大しているためです。」
セカくん: 「テマセクのポートフォリオの総資産はどうなっているんですか?」
コネ姉さん: 「2024年3月期の純資産総額は3,890億シンガポール・ドルで、前年より70億シンガポール・ドル増加しています。これは、テマセクの多角的な投資戦略の成果と言えます。」
ボス: 「ふむ…テマセクの投資動向には今後も注目だな。」