韓国政府は6月27日、サプライチェーン安定化推進戦略を発表した。この戦略を策定した背景について、政府は、米中対立や新型コロナウイルス禍、ロシアによるウクライナ侵攻などの影響で世界経済の秩序が構造変化する中、資源に乏しく対外依存度の高い韓国経済のリスクは高まっており、サプライチェーンの安定が韓国経済と国民生活の重要な課題となっていると説明している。
記事を”読む”
第7回「中国国際輸入博覧会(CIIE、上海輸入博)」が11月5~10日に上海市の国家会展中心で開催された。 ジェトロはJAPAN MALL事業の取り組みの一環として、ジャパンパビリオンを設け、「ペットと暮らすNature […]
スイスの国際経営開発研究所(IMD)は11月14日、8回目となる世界デジタル競争力ランキング2024を発表した。前年3位だったシンガポールが1位となり、続くスイスは前年の5位から2位に上昇した。前回首位だった米国は4位に […]
山形大学とオランダのTNOホルストセンターは11月13日、サステナブルエレクトロニクス分野でイノベーションを推進することを目的として、包括連携協定を締結した。同協定締結は、ジェトロが9月に実施した「地域エコシステムへの外 […]
セカくん: 韓国政府がサプライチェーン安定化推進戦略を発表したってニュース、気になるっすね!どんな背景があるんですか?
コネ姉さん: そうね、セカくん。米中対立や新型コロナウイルス禍、ロシアのウクライナ侵攻などで世界経済が変動している中、資源に乏しい韓国は対外依存度が高くてリスクが大きいの。だから、サプライチェーンの安定が重要な課題となっているのよ。
ボス: ふむ…具体的にはどんな政策が含まれているんだ?
コネ姉さん: 政策方向性と政策課題が4つずつ設定されているわ。例えば、中核品目・サービスの需給安定やサプライチェーン復元力の向上、中核技術の競争力強化、グローバルサプライチェーンのリーダーシップ強化などがあるの。具体的な取り組みとしては、備蓄能力の拡充や国内生産の支援、危機対応体制の高度化、技術流出防止などが挙げられているわ。
セカくん: 特にどんな分野で対策が行われるんですか?
コネ姉さん: 例えば、レアメタルや自動車用尿素の備蓄拡大や、新規備蓄施設の拡充、重要鉱物や農産品の海外資源確保能力の拡充などがあるわ。中核技術の国産化や主導権確保のためのR&D支援も強化されるの。
ボス: まあ、仕方ないな。国際的な連携も含まれているようだが、具体的にはどう進めるんだ?
コネ姉さん: サプライチェーン協力ネットワークを強化し、インド太平洋経済枠組みや2国間パートナーシップを活用するの。また、生産拠点の分散やODA政策の推進なども戦略に含まれているわ。
セカくん: 推進基盤についても教えてください!
コネ姉さん: サプライチェーン安定化委員会の発足やサプライチェーン安定化基金の稼働、サプライチェーン3法の制定などが推進基盤となっているの。これらの基盤を整備して、政策の実行を支える体制を構築するのよ。
ボス: なるほど、これからの韓国の経済政策に注目だな。