米国税関・国境警備局(CBP)は11月18日、高級デニム製品で知られるモーリシャスのファイアマウントが製造した衣服、アパレル製品、繊維製品に対し、製造工程での人権侵害の疑いに基づき、違反商品保留命令(WRO)を発令した。同日以降、同社で製造した製品の輸入を差し止める。


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コネ姉さん: 米国税関(CBP)がモーリシャスのファイアマウント製品にWROを出したのは、人権侵害、特に強制労働の疑いがあるからよ。米国の1930年関税法では、こういう製品は輸入禁止なの。
セカくん: えっ、WROって一時的な差し止めっすか?それとも完全な輸入禁止?
コネ姉さん: 最初は「保留命令(WRO)」で、正式に「認定(Finding)」されると押収・没収までいくわ。今回はまだWRO段階ね。
ボス: モーリシャスって観光地のイメージだけど、アパレルも作ってるんだな。
コネ姉さん: そうなの。実はアパレル輸出が盛んで、特に高級デニムで知られているファイアマウントは有名よ。
セカくん: ILOの強制労働指標って、具体的にはどんなことが問題視されてたんすか?
コネ姉さん: 脅迫、債務労働、欺瞞的な採用、労働者の弱みを利用する手口などね。ILOの11指標のうち複数に該当してるとされたの。
ボス: ふむ…こういうことが起きると、米国の企業にも影響があるんじゃないのか?
コネ姉さん: その通り。CBPは「強制労働は米企業や消費者にとっても不公平」として、公平な競争環境を守るために動いてるの。
セカくん: てことは、企業のサプライチェーン監査がますます重要ってことっすね!
コネ姉さん: まさにそこよ。人権デューディリジェンスが今後の国際ビジネスでは必須の時代になってるわね。
ボス: 他にも最近WRO出てるのか?
コネ姉さん: 出てるわ。韓国の塩、中国の水産品、台湾の自転車など。今年だけで54件、認定済みは9件あるわ。
セカくん: ESGやコンプライアンス投資が注目される中で、こうした情報は経営リスクにも直結するっす!
コネ姉さん: 企業イメージだけじゃなく、取引停止リスクもあるから、輸出入企業は特に注視が必要ね。
ボス: なるほどな…人権問題って遠い話に見えて、ビジネスと直結してるわけだな。