ASEANデジタル経済枠組み協定が実質妥結、2026年の署名目指す

ASEANデジタル経済枠組み協定が実質妥結、2026年の署名目指す

ASEAN経済共同体(AEC)理事会は10月24日、マレーシア・クアラルンプールで会合を開き、ASEANデジタル経済枠組み協定(DEFA)交渉が実質妥結したことを発表した。同理事会はDEFA交渉委員会(議長国:タイ)に対し、2026年の協定の完全妥結と署名に向けた取り組みを指示した。

引用元 JETRO:ビジネス短信

コネ姉さん
ASEANがついに「デジタル経済枠組み協定(DEFA)」の実質妥結にこぎつけたのは大きな進展ですわね。2026年の署名に向けて、地域全体でDXを加速する準備が整ってきたということですわ!

セカくん
DEFAって、要するにASEAN版のデジタル貿易ルールっすか?越境データフローとかAIの規定って、企業にとってどう影響あるんすか?

ボス
ふむ…「越境データフロー」ってのは、具体的に何を指すんだ?ウチみたいな中小企業には関係なさそうにも思えるがな。

コネ姉さん
越境データフローとは、国をまたいだデータのやり取りのことですわ。EC、金融、クラウドサービスを展開する企業には不可欠ですの。特に日本企業の東南アジア進出には恩恵大ですわよ。

セカくん
じゃあ、個人情報保護の規定もあるってことは、GDPR(EUの規制)みたいな枠組みがASEANにもできるってことっすね!

コネ姉さん
その通りですわ。しかも、国連のUNCITRALモデル法と整合性を取ることで、国際基準に準拠した「持続可能なルール」を構築してる点が特徴的ですの。

ボス
なるほどな…。でもAIとかサイバーセキュリティーの協力って、そんなに今すぐ必要なのか?ちょっと先の話って気もするが。

コネ姉さん
確かに将来を見据えた話ではありますが、ASEANではすでにAI活用が進んでいて、法整備も同時進行してるんですの。国ごとでバラバラだったルールを統一できれば、外国企業も進出しやすくなりますわ。

セカくん
しかも、電子商取引(EC)の規定がASEAN独自ってことは、WTOの交渉が進まない中で自分たちで道を作ってるってことっすよね!超前向き!

コネ姉さん
まさにその通りですわ。2026年のWTO閣僚会合(MC14)を待たずに、ASEANがビジネス界に「確実性」を示すのは、投資の呼び水になりますの。

ボス
外国企業と平等に扱う「無差別待遇」の話もあったな…。ってことは、ASEAN域内だけでなく日本企業にも恩恵あるというわけか?

コネ姉さん
ええ、特にEC・SaaS・フィンテック業界は大きなチャンスですわね。「無差別待遇」の原則があれば、日系企業もASEAN市場で地元企業と対等に戦える土台ができますの。

セカくん
つまり、今ASEANに進出しておけば、デジタル規制が整う頃にはリードできるってことっすね!これはマジで戦略的に動くべきフェーズっす!

コネ姉さん
キーワードで言えば「デジタル貿易協定」「越境データフロー」「AI協力」「無差別待遇」が要注目ですわ。東南アジア戦略の再構築に最適なタイミングですのよ!

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