米国向け越境EC販売で通関事前対応の重要性増大、価格転嫁の動きも

米国向け越境EC販売で通関事前対応の重要性増大、価格転嫁の動きも

ジェトロは10月17日、越境EC(電子商取引)取り組み事業者向けの米国関税ウェビナーを開催し、越境ECに関心を持つ約540人が参加した。ジェトロとフェデラルエクスプレス・ジャパンが、米国のデミニミスルール撤廃を受けた、同国向けの越境ECのビジネス環境の変化や、事業者が今後取り組むべき対応などについて解説した。

引用元 JETRO:ビジネス短信

セカくん
うわっ、アメリカのデミニミスルールが撤廃ってマジっすか!? 越境ECやってる企業にとっては、通関とかめっちゃ大変になるんじゃないっすか?

コネ姉さん
そうなのよ。これまで800ドル以下は簡易通関で済んでいたけれど、今後は一般貨物と同じレベルの書類対応が必要になるから、コストも手間も増えるのですわ。

ボス
ふむ…つまり、今まで気軽にアメリカに商品を送ってた中小企業は、急にハードルが上がるってことか。厳しい話だな。

コネ姉さん
でも逆に、バイヤー側が800ドル未満に注文を抑える必要がなくなることで、購入単価が上がる可能性もあるわ。だから一概にマイナスとは言えないの。

セカくん
確かに!注文単価アップは売上にもいい影響ありそうっす!でもそれって、しっかり関税対応できる会社だけが得する構造になりますよね?

ボス
すると、物流や通関のプロに頼むコストも「無駄」じゃなくなるってわけか。昔なら節約対象だったが、今は「投資」になるということだな。

コネ姉さん
その通り。実際、事業者の36%が「価格への関税コストの転嫁」を行っていて、同時に商品の付加価値向上にも取り組んでいるようですわ。

セカくん
なるほど~!価格だけじゃなくて、ブランディングとかパッケージ、レビュー対策まで含めて見直しが必要ってことっすね!

ボス
販売戦略の見直しが一番多かったというのも納得だな。価格の設計や配送方法まで含めて、全部が再考対象ってわけだ。

コネ姉さん
参加者の半数は「関税率やHSコードの把握」を進める意向とのこと。ここが甘いと、税関でトラブルになる可能性もあるのよ。

セカくん
ってことは、これから越境EC始める企業は、物流パートナーとの連携が超重要ってことっすね?いきなりやると痛い目見るかも…

コネ姉さん
ええ、だからこそウェビナーやアーカイブ視聴が貴重なの。越境ECは「知識×パートナー選び」が成功のカギですわよ!

ボス
ふむ、越境ECも楽じゃない時代だが、準備すればまだまだチャンスはあるってことか。なるほど、勉強になるな。

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