2024年度農林水産物・食品相談実績、輸出実績と同様に米国が1位

2024年度農林水産物・食品相談実績、輸出実績と同様に米国が1位

ジェトロでは農林水産物・食品輸出相談窓口を設置し、農林水産物・食品の輸出を行う日本企業の相談を受け付けている。2024年度(2024年4月~2025年3月)は同窓口に1万件以上の相談が寄せられた。相談内容の半数以上が「日本からの輸出および輸出先国・地域の輸入に関する規制や手続き」に関するもので、次に多いのが「流通販売関連規制・規格」だった。

引用元 JETRO:ビジネス短信

コネ姉さん:
ふむふむ、2024年度はジェトロの輸出相談が1万件を超えて、その半数以上が規制や手続きに関する内容だったのね。特に米国が圧倒的だったですわね。

セカくん:
米国だけで2割って、やっぱり日本の食品業界にとって重要な市場ってことっすよね?FDAの規制ってそんなに難しいんすか?

ボス:
FDAって、あのアメリカの食品の検査をやってるところか。そんなに厳しいのか…面倒だな。

コネ姉さん:
そうなの、米国ではFSMAやバイオテロ法の関係で、食品施設登録など厳格な管理が求められるの。だから事前の知識がないとスムーズに輸出できないわ。

セカくん:
なるほど!逆に、そういう制度に対応できれば、米国市場にしっかり入れるってことっすね!チャンスだ!

ボス:
ふむ…でも、タイや台湾への相談も多いとは意外だったな。特にタイは第7位なのに2番目に多いとは…。

コネ姉さん:
タイは日本食人気が高くて、輸出額が前年比22.9%増!でも法令の改正が頻繁で、手続きがややこしいから相談が増えてるのよ。

セカくん:
そういう国って、ちゃんと情報を追って準備すれば、将来の主要市場になりそうっすね!

ボス:
台湾も似たような傾向なんだろう?やっぱり日本との距離も近いし、関係が深いというわけだ。

コネ姉さん:
その通りですわ。台湾も11.1%増と輸出額が伸びていて、原産地証明などの細かい手続きの相談が多いの。

セカくん:
じゃあ、逆に中国と香港は相談が減ってるってのは、やっぱりALPS処理水の影響が大きいってことすか?

コネ姉さん:
そうね。中国は前年比29.1%も輸出が減少してるから、企業の関心も一時的に薄れてる可能性があるわね。

ボス:
ふむ…やっぱり政治や環境の影響って大きいんだな。安定してる国のほうが安心かもしれん。

セカくん:
でも、マレーシアとかインドネシア、UAE、ブラジルも相談が増えてるってことは、これからの新規市場ってことっすね!

コネ姉さん:
ええ、多角化がカギよ。新興国市場にチャンスが広がっていて、特に東南アジアや中東は輸出拡大が期待できるのですわ。

ボス:
なるほどな。結局、どこを選ぶかも大事だが、事前にちゃんと制度を把握しておくのが第一というわけだな。

セカイコネクトアカデミーオンライン

記事を”読む”

日・ウクライナ租税条約、8月1日に発効

日・ウクライナ租税条約、8月1日に発効

日本の外務省は7月2日、「所得に対する租税に関する二重課税の除去並びに脱税及び租税回避の防止のための日本国政府とウクライナ政府との間の条約」(日・ウクライナ租税条約)の発効にかかる日本側手続きが完了したことを発表した。同 […]