輸入代金の支払い規制を緩和、通関後即時支払いが可能に
アルゼンチン中央銀行は4月11日、中銀通達A8226を公布し、輸入代金の支払い規制を緩和した。輸入代金支払い規制の緩和は、2024年10月25日以来で、大幅なビジネス環境の改善が見込まれる。
財の輸入代金は、通関後、即時に支払いが可能となる。対象は、4月14日以降に通関されるもの。これまでは、通関から30暦日が経過してからでなければ支払いができなかった。
引用元 JETRO:ビジネス短信


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コネ姉さん:アルゼンチン中央銀行が発表した中銀通達A8226、これはかなり大きな規制緩和ですわね。特に輸入代金支払いの即時化が企業にとっては朗報ですわ。
セカくん:すごいっすね!これって今まで通関から30日待たなきゃ支払えなかったのが、即日OKになったってことっすよね?キャッシュフロー改善に直結するじゃないですか!
ボス:ふむ…確かに聞こえはいいが、こういう政策はすぐに元に戻るリスクはないのか?アルゼンチンは通貨や為替も不安定だしな。
コネ姉さん:その不安、もっともですわ。でも今回は2024年10月以来の大規模緩和で、外貨市場への信頼回復を目指した政策の一環なの。中小企業(MiPyME)優遇措置も注目ね。
セカくん:MiPyMEの中小企業って、船積み前から支払いできるようになるんすね?これ、資金繰り的にめっちゃありがたい仕組みっす!
ボス:じゃあ、大企業の扱いはどうなんだ?資本財の支払いはどう変わるんだ?
コネ姉さん:今回は企業の規模を問わず、資本財は船積み前30%、通関前に50%、通関後に20%の分割支払いが可能になったのよ。これは輸入企業にとっては資金運用しやすくなるわ。
セカくん:あと、サービス輸入の支払いタイミングの緩和も見逃せないっすね!特に資本関係のない取引先なら即日支払い可能って、グローバル契約の柔軟性が増しそう!
ボス:だが、資本関係のある取引先はまだ90日待たされるんだな。まあ、以前の180日よりはマシかもしれんが…。
コネ姉さん:その通りですわ、以前の90日→180日ルールはビジネスに大きな負担でしたから、今回の改定は段階的な信頼回復策とみてよさそうね。
セカくん:それにしてもCCL(ブルーチップスワップ)関連の取り扱いも変わるって、アルゼンチンの外貨規制ってややこしいっすね。
ボス:CCL取引をやってた企業も過去90日の履歴を一度だけ取り消せるって…ちょっと都合が良すぎやしないか?
コネ姉さん:そこは公式為替市場へのアクセス権を回復させる措置。これによって、より多くの企業が安定的に外貨取得できるようにしたい、というのが中央銀行の意図ですわ。
セカくん:つまり今回の通達って、アルゼンチンが外資誘致や輸入促進を狙って本格的に動き出したサインかもっすね!
ボス:まあ、慎重に様子を見ながらになるが、こういう動きが長期的に続けば投資もしやすくなるかもしれんな。ふむ、前向きに考えてみよう。