米国のトランプ政権による相互関税の発表を受けて、ケニアのナイロビ証券取引所の総合株価指数(NASI)は4月4日の131.51から4月9日には123.60まで下落した。しかし、9日の相互関税の90日間停止の発表を受けて株価は反転し、11日時点で126.78と4割程度回復するなど、混乱は落ち着きつつある。

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セカくん:うわぁ…ケニアのアパレル産業、かなりアメリカ依存なんすね。衣類だけで輸出の7割以上って、相互関税10%でもかなり痛手じゃないっすか?
コネ姉さん:確かに影響は大きいわね。でもケニア政府や業界団体は「ピンチをチャンスに変える」戦略に切り替えてるわ。東南アジアや南アジアの国々がもっと高関税を課されてるから、相対的にケニア産品は有利になり得るのよ。
ボス:ふむ…だが、ケニア商工会議所は“補償”の話もしていたな。そんなに現場は余裕がないのか?
コネ姉さん:ええ、雇用への影響は深刻よ。AGOAのおかげで約10万人分の雇用が維持されていて、その恩恵が揺らぐのは経済的にも政治的にも大きな痛手なのよ。
セカくん:てことは、今一番注目なのは「AGOA延長」と「二国間協議」っすね?KAMもそのあたり強調してたし!
コネ姉さん:その通り。AGOAは2025年9月で期限切れになるから、今回の関税措置と合わせて、貿易条件の再交渉が必要になるわ。早めの協議入りがカギね。
ボス:株価は少し戻ったようだが、これって一時的な“安堵感”か?
コネ姉さん:そうね、90日間の関税停止が発表されて投資家がひとまず安心しただけ。根本的な解決ではなく、「時間を稼いだ」だけに過ぎないわ。
セカくん:逆に言うと、その間にFTA交渉とか、輸出先の多角化とか、次の手を打たないといけないってことっすね?
コネ姉さん:まさにそう。キーワードは「輸出市場の分散」「米国との通商戦略の再構築」「雇用維持の産業政策」。これを短期間で進める必要があるの。
ボス:コーヒーや茶も輸出してるようだが、そっちはどうなんだ?
コネ姉さん:衣類に比べれば数量は少ないけど、ブランド化や高付加価値化の余地がある分野よ。他国との差別化ができれば、代替市場も狙えるわ。
セカくん:うーん、ケニア、今こそ“アフリカの製造ハブ”としての地位を確立するチャンスかも!
コネ姉さん:その通り!アメリカとの摩擦を逆手に取り、サプライチェーン誘致や地域連携を強化できるかが未来を左右しますわよ!