競争力強化に向けた産業界からEUへの政策提言である「アントワープ宣言の発表から1年に合わせ、2025年3月、同宣言の進捗状況を測るモニタリング枠組みが立ち上げられた。同宣言を取りまとめた欧州化学工業連盟(Cefic)など産業界とコンサルティング業のデロイトが協力して策定したもので、第1回報告書も発表された。

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コネ姉さん:
EU産業界の「アントワープ宣言」に基づくモニタリング枠組みが始動したのは大きな動きですわね。KPIで進捗を見える化して、政策に反映させる仕組みですの。
セカくん:
KPIってビジネスでも使う指標っすけど、それを産業政策に応用するってことっすか?定量データで何が分かるんすか?
ボス:
ふむ…宣言とか枠組みとか、どうも抽象的だな。結局、それで何が良くなるんだ?
コネ姉さん:
たとえばEU内の製造業が他国と比べてどこが劣っているのか、具体的に把握できるんですの。中国やアメリカとのギャップを数字で分析できますわ。
セカくん:
なるほど、国際競争力を高めるには、まず現状を可視化しないとってことっすね!
ボス:
だが、KPIだけじゃ現場の苦労は見えんのじゃないか?本当に企業に役立つのか疑問だな。
コネ姉さん:
そこは企業や団体への直接調査も組み合わせてるんですの。定量と定性の両面から評価してるから、現場の声も反映される仕組みですわ。
セカくん:
「クリーン産業ディール」って宣言と関係あるんすよね?具体的にはどうつながってるんすか?
コネ姉さん:
ええ、実際にクリーン産業ディールには宣言の提言が反映されていて、KPIはその進捗確認にも使われるの。政策と企業の動きが連動してるのよ。
ボス:
ほう…ようやくEUも本腰を入れてるということか。だが行動が伴わなければ意味がないぞ。
コネ姉さん:
おっしゃる通りですわ。だからこそCeficも早期の政策実施を強く求めてるんですの。産業転換のタイミングを逃さないようにしているのですわ。
セカくん:
デロイトみたいなコンサルが入ってるのも面白いっすよね。データ活用とか民間視点が期待されてる感じ!
ボス:
なるほどな…結局は、数字で見せて、政策を現実に落とし込む。その仕組みがようやく整ってきた、というわけか。
コネ姉さん:
その通りですわ。今後は2026年から毎年モニタリングされていくので、EU産業の競争力がどう変わるか注目ですわね。