米国連邦議会上院は3月14日、下院が可決していた通年つなぎ予算(CR)法案を、54対46で可決した。ドナルド・トランプ大統領が翌15日に署名し、政府閉鎖は回避された。同法案の投票では、民主党議員2人が賛成し、共和党議員1人が反対に回った。

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コネ姉さん:つなぎ予算(CR)が成立して、米国の政府閉鎖は回避されたのね。でも、今回の法案は「イヤーマークなし」で行政府の裁量が大きくなる点が問題視されているわ。トランプ政権にとっては都合のいい仕組みになったとも言えるわね。
セカくん:政府閉鎖を防ぐために民主党も妥協した感じっすね。でも、これって結局、行政府が勝手に予算の使い方を決められるようになるってことっすか?
ボス:ふむ…行政府が予算を自由に動かせるとなると、トランプ氏の意向次第で特定の分野に資金を集中させたり、逆に削減したりできるわけか。議会の力が弱まるのは問題かもしれん。
コネ姉さん:そうね。実際に、民主党のシューマー議員も「ひどい法案」と言いながらも、政府閉鎖によるトランプ氏の権限強化を防ぐために賛成したわ。でも、民主党内ではこの判断への批判も強いのよ。
セカくん:オカシオ=コルテス議員も「裏切りだ」って怒ってるみたいっすね。与野党の対立だけじゃなく、民主党内でも意見が割れてるのは厳しそうっすね。
ボス:それに、「超党派の支持で歳出法案を決める」という伝統が崩れたのも気になるな。これからは与党が単独で予算を動かしやすくなってしまうのではないか?
コネ姉さん:その可能性はあるわね。特に2026会計年度からは、DOGE(政府効率化省)による歳出削減が本格化するから、今以上に政府の支出が大きく変わるかもしれないわね。
セカくん:そうなると、日本企業にも影響が出そうっすね。例えば、米政府がインフラ投資を減らしたら、建設関連の企業は厳しくなるかもっすよね?
ボス:ふむ…そうだな。米国市場に依存している企業は、今後の歳出削減の動向をしっかり見ておく必要があるな。
コネ姉さん:そうね。特に防衛やエネルギー関連の予算がどうなるかは、日本企業にとっても大きな影響を与えるわ。これからのトランプ政権の動きには注目ね!