インドネシア工業省は2月26日、米国アップルとの間で投資計画に関する覚書(MOU)を締結した。アップルは2028年までに、総額約2兆6,200億ルピア(約249億円、1ルピア=約0.0095円)の追加投資を実施し、国内に研究開発(R&D)センターを新設する。政府はこれを受け、販売が禁止されていた「iPhone 16」シリーズの国内販売を認可する方針を示した。

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セカくん:
えっ、インドネシアではiPhone 16が販売禁止されてたんすか!?でも、アップルが249億円を投資してR&Dセンターを作ることで、販売が許可されることになったんすね!
コネ姉さん:
そうよ。インドネシアではスマートフォンの国産化率(TKDN)を35%以上にする義務があるの。でも、iPhone 16はこの基準を満たしていなかったから販売禁止になっていたのよ。そこで、アップルは研究開発投資を増やすことで、TKDNの条件をクリアする道を選んだのね。
ボス:
ふむ…つまり、インドネシアでスマホを売るには、単なる輸入じゃダメで、現地に何らかの貢献をしないといけないというわけか。なかなか厳しい条件だな。
セカくん:
でも、これってアップルだけじゃなくて、他のスマホメーカーにも影響がありそうっすね。サムスンとかシャオミも同じルールなんすか?
コネ姉さん:
そうね。他のメーカーもTKDNを満たすために、現地生産やソフトウェア開発拠点を設立しているわ。特にサムスンはインドネシアに工場を持っていて、すでに条件をクリアしているのよ。アップルはこれまで工場を持たずに、R&D投資でカバーしようとしていたけど、それだけでは足りなくなってきたのね。
ボス:
なるほどな。インドネシア政府は自国の産業を守りつつ、海外企業からの投資を引き出す狙いがあるというわけだ。上手いやり方かもしれん。
セカくん:
しかも、アップルのR&Dセンターってアジア初なんすよね!?インドや中国じゃなくて、インドネシアが選ばれたのはすごいっす!
コネ姉さん:
そうね。インドネシアは人口2億7000万人を超える巨大市場だし、デジタル産業の成長が期待されているの。さらに、今回の投資で15の主要大学と連携して半導体設計やソフトウェア開発を進める予定だから、今後インドネシアのIT人材育成にも貢献することになるわ。
ボス:
ふむ…単なる販売戦略ではなく、長期的な成長を見据えた投資ということか。しかし、249億円の投資でどれほどのリターンが得られるか、アップルにとっても大きな賭けだな。
セカくん:
でも、もしインドネシア市場で成功したら、ASEAN全体への影響も大きくなりそうっすね!この流れ、他の企業も真似するかも?
コネ姉さん:
可能性はあるわね。特に、インドネシア市場を攻略するには、単なる輸出ではなく現地投資が求められる傾向が強まっているから、他のIT企業や自動車メーカーも同じような動きをするかもしれないわね。
ボス:
結局のところ、これからの時代は「現地に根を張る」ことが重要ということか。日本企業も学ぶべき点が多いな。
セカくん:
確かにっすね!インドネシア市場への進出を考えている日本企業にとっても、すごく参考になる事例っす!