香港特別行政区(以下、香港)政府は2月26日、2025/2026年度(2025年4月~2026年3月)の財政予算案を発表した。併せて、2024年通年の実質GDP成長率(確定値)を2.5%と公表し、2025年通年の成長率を2.0~3.0%とする見通しを示した。なお、2026年から2029年までの経済成長率は年平均2.9%と予測されている。


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セカくん:
香港の2025/2026年度の予算案が発表されたっすね!でも、財政赤字が拡大してるみたいで、結構厳しそうっす…。
コネ姉さん:
そうね。コロナ後の景気対策で財政赤字が膨らみ、2024/2025年度の赤字額は872億香港ドルと、当初見込みより大きくなったわ。これを受けて、政府は支出削減と財源確保の方針を打ち出しているの。
ボス:
ふむ…具体的にはどんな対策を取るんだ?
コネ姉さん:
公務員1万人削減や昇給停止、減税措置の縮小が挙げられるわね。また、空港旅客出国税やビザ手数料を引き上げて、財源を確保する計画よ。
セカくん:
でも、経済成長率は2025年も2.0~3.0%の見通しっすよね?それなら、景気対策を続けたほうがよさそうな気もするんすけど…。
コネ姉さん:
そこが難しいポイントね。財政赤字が続けば、将来的な財政安定が危うくなるから、早めに黒字化を目指す必要があるの。政府は2026/2027年度には一般会計を黒字化し、2030年には財政準備金を5,791億香港ドルにする目標を立てているわ。
ボス:
ふむ…支出削減だけでは経済が冷え込むリスクもある。成長戦略はどうなっているんだ?
コネ姉さん:
産業高度化に力を入れているわ。たとえば、「香港人工知能(AI)研究開発機構」を設立してAI技術を推進したり、企業の製造業強化を支援する「パイロット製造・生産ラインアップグレード支援制度」も新設する予定よ。
セカくん:
あと、北部都会区計画も進めるんすよね?深センとの連携を強化するってやつっすか?
コネ姉さん:
そうよ。特に、河套(ヘタオ)協力区のインフラ整備や新田(サンティン)テクノポールの開発が注目されているわ。さらに、香港と深センを結ぶ「港深西部鉄道」の調査・設計も進めているの。
ボス:
ふむ…つまり、短期的には支出を抑えて財政を健全化しつつ、長期的には産業高度化とインフラ投資で成長を狙うという戦略か。
セカくん:
でも、財政赤字を抑えながら経済成長も目指すって、バランス取るのがめっちゃ難しそうっすね!
コネ姉さん:
そうね。特に、米中関係の影響や香港のビジネス環境の変化もあるから、計画通りに進むかどうかは慎重に見守る必要があるわ。
ボス:
ふむ…香港の財政と経済戦略が今後どう展開するか、要注目だな。