トランプ対策に軸足、ASEAN経済戦略が5月に採択へ

トランプ対策に軸足、ASEAN経済戦略が5月に採択へ

タイ商務省は2月26日、ASEAN関連会合に出席し、ASEAN経済共同体(AEC)における新たな戦略計画の策定完了を発表した。

引用元 JETRO:ビジネス短信

コネ姉さん:ASEANが「ASEAN経済共同体(AEC)」の新たな戦略計画を策定完了したわね!209の項目が含まれていて、市場統合や経済危機対応、イノベーション、気候変動への取り組みが柱になっているの。

セカくん:ASEANの経済戦略っすね!しかも、今回の会合ではアメリカの通商政策への対応も議論されたってことは、トランプ政権の動きがASEANにとって重要ってことっすよね?

ボス:ふむ…トランプの関税政策は同盟国にも厳しいし、ASEANの国々も影響を受ける可能性があるな。具体的にはどういう対応策を考えているんだ?

コネ姉さん:ASEANは、①域内の貿易・投資の活性化、②原材料の調達先の多様化、③新たな輸出市場の確保を進める方針を打ち出しているわ。要するに、アメリカの政策に左右されにくい経済構造を作ろうとしているのね。

セカくん:なるほどっす!要は、アメリカに依存しすぎず、ASEAN域内や他の地域との貿易を強化しようってことっすね。でも、具体的にどの国との貿易を増やそうとしてるんすか?

コネ姉さん:例えば、中国やEUとの貿易関係をさらに強化する動きが考えられるわね。それに、日本や韓国、インドとの経済連携も重要な選択肢よ。ASEANはすでに「RCEP(地域的な包括的経済連携協定)」を結んでいるし、それをさらに活用する方向性があるわ。

ボス:ふむ…ASEANがアメリカに頼りすぎない経済圏を作ろうとするなら、日本にとってもチャンスかもしれんな。日本企業もASEAN市場をもっと活用できるんじゃないか?

セカくん:そうっすね!ASEANのサプライチェーンが強化されるなら、日本の製造業も部品供給や市場拡大の面でメリットがありそうっす!

コネ姉さん:その通り!今回の戦略計画は2026年から2030年のASEAN経済を方向づけるものだから、日本企業もASEAN市場への投資や協力関係を深めるチャンスになるわね。

ボス:ふむ…ASEANは成長市場だし、日本企業としてもこの動きをしっかりチェックしておく必要がありそうだな。

セカくん:そうっすね!5月のASEANサミットで正式採択されるみたいだから、その時にもっと詳しい内容が出るかもしれないっすね!

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