ジェトロは1月30日、米国の対中国関連政策についてまとめた2024年12月分の月例レポートを公表した。このレポートは、日本企業が米中関係に関する米国の動向を把握できるよう、2021年7月から毎月分を作成して特集ページに連載している。

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セカくん:
バイデン前政権の対中政策、最後の1カ月でもいろいろ動いてたんすね!でも、高官同士の対話はほとんどなかったみたいっすね?
コネ姉さん:
そうね。バイデン政権は交代が決まっていたから、大きな外交交渉は控えたの。でも、経済や安全保障に関する政策は最後まで厳しく、特に半導体の輸出管理を強化したわ。
ボス:
ふむ…140の事業体をエンティティー・リストに追加って、かなり強い措置じゃないか?中国は反発してるだろうな。
コネ姉さん:
当然ね。エンティティー・リスト入りすると、米国企業との取引が制限されるから、中国企業にとっては大きな痛手よ。でも、バイデン政権としては、次のトランプ政権に対して「対中強硬策を続けろ」というメッセージを残したかったのよ。
セカくん:
なるほどっす!しかも、半導体産業に対して通商法301条の調査まで始めてるし、今後の米中関係も荒れそうっすね。
ボス:
ふむ…米国は台湾との関係も強化してるな。「21世紀の貿易に関する米国・台湾イニシアチブ」って何だ?
コネ姉さん:
これは米国と台湾の貿易ルールを現代化するための協定よ。特にサプライチェーンの強化やデジタル貿易、労働・環境基準の向上が含まれているわ。中国は「台湾を国として扱っている」と猛反発しているわね。
セカくん:
サプライチェーンレビュー報告書も発表されてるっすね。これって米国が中国依存を減らそうとしてるってことっすか?
コネ姉さん:
その通り!米国は半導体やレアアースなどの重要産業で、中国への依存を減らそうとしているの。だから、この報告書では「どの分野で供給リスクがあるか」を分析しているのよ。
ボス:
ふむ…でも、こうやって対中規制を強化し続けると、結局、トランプ政権になっても緩めるのは難しくなるんじゃないか?
コネ姉さん:
そうね。バイデン政権の動きで「対中強硬策が既定路線」になってしまったから、トランプ政権も継続せざるを得ないわ。むしろ、さらに厳しくなる可能性もあるわね。
セカくん:
つまり、次のトランプ政権でも米中関係は改善しそうにないっすね。日本企業にも影響が出そうっす!
ボス:
ふむ…米中関係が悪化すると、サプライチェーンや市場戦略の見直しが必要になるな。企業は慎重に動かないといけないな。