ジェトロは1月30日、米国の対中国関連政策についてまとめた2024年12月分の月例レポートを公表した。このレポートは、日本企業が米中関係に関する米国の動向を把握できるよう、2021年7月から毎月分を作成して特集ページに連載している。

米国トランプ政権の政策が経済的不確実性を増大させることが懸念されているが、さらに追加関税が実施されることで、景気後退とインフレが同時進行するスタグフレーションの恐れが広がりつつある、と各種メディアが報じた。 引用元 JE […]
米国トランプ政権は3月12日、1962年通商拡大法232条に基づく鉄鋼・アルミニウム製品の米国輸入に対する25%の追加関税の一律適用などの措置を実行に移した。米国税関・国境警備局(CBP)はそれに先立つ11日に、追加関税 […]
カナダで3月9日にマーク・カーニー氏が与党・自由党の新党首に選出された。 引用元 JETRO:ビジネス短信 コネ姉さん: カナダの新党首にマーク・カーニー氏が選出されましたわね。気候・環境政策を重視しながら、経済成長を促 […]
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セカくん:
バイデン前政権の対中政策、最後の1カ月でもいろいろ動いてたんすね!でも、高官同士の対話はほとんどなかったみたいっすね?
コネ姉さん:
そうね。バイデン政権は交代が決まっていたから、大きな外交交渉は控えたの。でも、経済や安全保障に関する政策は最後まで厳しく、特に半導体の輸出管理を強化したわ。
ボス:
ふむ…140の事業体をエンティティー・リストに追加って、かなり強い措置じゃないか?中国は反発してるだろうな。
コネ姉さん:
当然ね。エンティティー・リスト入りすると、米国企業との取引が制限されるから、中国企業にとっては大きな痛手よ。でも、バイデン政権としては、次のトランプ政権に対して「対中強硬策を続けろ」というメッセージを残したかったのよ。
セカくん:
なるほどっす!しかも、半導体産業に対して通商法301条の調査まで始めてるし、今後の米中関係も荒れそうっすね。
ボス:
ふむ…米国は台湾との関係も強化してるな。「21世紀の貿易に関する米国・台湾イニシアチブ」って何だ?
コネ姉さん:
これは米国と台湾の貿易ルールを現代化するための協定よ。特にサプライチェーンの強化やデジタル貿易、労働・環境基準の向上が含まれているわ。中国は「台湾を国として扱っている」と猛反発しているわね。
セカくん:
サプライチェーンレビュー報告書も発表されてるっすね。これって米国が中国依存を減らそうとしてるってことっすか?
コネ姉さん:
その通り!米国は半導体やレアアースなどの重要産業で、中国への依存を減らそうとしているの。だから、この報告書では「どの分野で供給リスクがあるか」を分析しているのよ。
ボス:
ふむ…でも、こうやって対中規制を強化し続けると、結局、トランプ政権になっても緩めるのは難しくなるんじゃないか?
コネ姉さん:
そうね。バイデン政権の動きで「対中強硬策が既定路線」になってしまったから、トランプ政権も継続せざるを得ないわ。むしろ、さらに厳しくなる可能性もあるわね。
セカくん:
つまり、次のトランプ政権でも米中関係は改善しそうにないっすね。日本企業にも影響が出そうっす!
ボス:
ふむ…米中関係が悪化すると、サプライチェーンや市場戦略の見直しが必要になるな。企業は慎重に動かないといけないな。